海外に移住すること
仕事をリタイアした後、海外に移り住んだり、ロングステイをしたりというアイディアをしばしばききます。庶民はともかく、お金持ちは海外に逃げてる、なんて話もあります。さて自分のこととして考えると、この歳で海外に住むのはどうかな、なんて思っていますが、世間一般の感覚はどうなんでしょう。
今週号の『週刊東洋経済』では「海外移住&投資」が特集です。表紙には<「脱ニッポン」という選択>と書かれています。円安の流れから組まれた企画でしょうが、海外移住と海外投資を一緒に扱ういささか強引な特集。記事にあるデータによれば海外に住む日本人は118万人(2011年11月現在・外務省調べ)で、前年より3%増。この118万人という人数をみると、そんなに多くはないと感じるのですが・・・・・・。
特集のメインは「移住で実現! 理想の生活」という記事。教育、介護、趣味など海外で理想の生活が実現できるというレポートです。昨年だったかNHKで介護を東南アジアに移住して行っている実例が報道されていました。それを見ると、日本の介護状況、特に費用のことを考慮すると、海外移住も選択肢としてありえると思いました。
介護ではなく、「南の風に揺られて趣味三昧 年金20万円であこがれの富裕層ライフ」という記事もあります。マレーシアに移住したシニアたちのレポートで、「ゴルフにダンス、園芸、楽器・・・・・・と夢のような暮らしを実現させたシニアたちがいる」そうです。ホントに幸せなのかな、海外生活。保守派の私は疑います(笑)。
移住すると日本からの年金はもらえるのか。税金はどうなるのか。細かい実務面で低くないハードルがありそうですが、記事ではそこまで触れていません。海外移住のことは、もっと調べてみる必要がありそうです。
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