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2013/02/01

平均給与が減るということ

 昨日報じられていた給与についてのニュースには、今更ですがこの国の雇用の形が昔とは変わってしまったことを痛感します。厚生労働省が31日発表した毎月勤労統計調査(速報)によれば、2012年に支払われた残業代や賞与を含む現金給与総額の月平均は前年比0.6 %減の31万4236円。これは、
「現行の調査を始めた1990年以来最も低い。」(朝日新聞 1月31日夕刊)
 という状況です。1990年といえば、22年前。そこまで戻ってしまったわけです。ちょっと細かいデータですが、
「調査対象の変化を考慮に入れた現金給与総額の指数(10年=100)でみても、12年は99.2で、これまでの最低だった09年(99.5)を下回った」(朝日新聞)
 というデータもあります。
 平均給与が下がってしまった理由としては、
「賃金が安いとされるパート労働者の比率が高まったことや製造業などでボーナスが減少したことが影響した」(日経新聞電子版)
 と、パート労働者の雇用が増えていることが原因とされています。パート労働者は「パート労働者が全体に占める比率は12年に28.75%と過去最高となった」(日経新聞)と増え続けています。
 発表された月平均の給与から単純に計算すると年収ベースでは、約376万円。日本人の年収ってこれほどなのかと、いささか驚きます。減ってしまった給与。1990年から今に至る年月は、「失われた」20年ということも痛感します。
 市場で期待が大きく膨らむアベノミクス。給与をあげる効果はいつ頃になるのか。まだ答えは見えません。

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コメント

kさん
確かに地方の給与水準は高くないのでしょう。だからこそ、多くの人が都会にでてくるのですね。この構造はもう変えようがないのか。地方のいろいろな実態をみると、かなり絶望的な気持ちになります。

投稿: 自由なランナー | 2013/02/07 22:12

デフレが進んでいるのですから、年収が減っても不思議はないでしょうね。デフレだと年金も減らされるご時世です。
給与、年収の算出にはいろいろトリックがありそうな気がします。
自由ならんなーさんが、記事の年収が低いと見るのは、恵まれた企業に勤めていたと言う事かもしれませんね。公務員・警察官・教師・銀行員などを除くと、地方に住んでいる人たちの給料は少ないですよ。地方のハローワークの求人を見ると分かります。Uターンを考えていた時に、ハローワークから求人情報を取寄せていました。安過ぎて、Uターンしてまでも勤める気はなくなりましたけど。

投稿: k | 2013/02/01 18:00

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