いつまでも慣れないe-Tax
個人の確定申告作業を終え、あとはオンラインで送付するところまできました。昨年は紙での提出にしていたのですが、今年は2年ぶり(?)に電子データでの提出をすることにします。オンラインでの確定申告はe-Taxと呼ばれているものですが、ブラウザー上で動くソフトで書類の作成から提出までをしてくれるわけです。
紙の提出でもオンラインでもこのソフトを使えば、ややこしい税額の計算をほぼ完璧にやってくれるので、便利ではあります。まだe-Taxがないときに、税額を手引き書をみながら電卓をたたいて計算していたときと比べると、遙かに進歩しています。
しかしe-Taxのシステムは使いやすく、わかりやすいものとは言えません。個人の確定申告しかしないのであれば、1年に1回しか使わないので、毎年始めるときに戸惑います。電子データでの提出には住基カード(正確にはここに入っている電子証明書)とこれを読むリーダーが必要です。
電子証明書は使用期限が3年で、今回今月失効してしまうので、先日区役所まででかけて、500円払って更新してきました。何故自分のデータ使うのにお金払うんだろうと疑問に思います。また、リーダーもどこかにしまい込んでいて、毎年探すことになります(笑)。
e-Taxのソフトですが、前年度のデータを使って今年度の申告データを作れる仕組みになっています。整理整頓ができない私は、いつも前年のデータをしまった場所がわからなくなり、しばらくパソコン内を探すことになります。クラウドにでも置いてくれて、簡単に前年度のデータを引き出せるシステムにしてくれると有り難いのですが、役所はそんなことはしてくれません、
データの入力画面で恐いのは、保存機能。ブラウザーを閉じるとき、「データを保存しますか?」とは尋ねてくれません。「データ保存」のボタンをクリックして保存しなければいけません。うっかりブラウザーを閉じてしまうと、それまで入力したデータはすべてなくなってしまうという悲しいことになります。
今回、初めて申告分離を使ったのですが、ここがまた使い勝手がよくありません。細かいことは省きますが、例えばFX取引の入力を一件ごとに入力しなければいけません。デイトレードのようにFXをやっている人には入力は膨大な作業になりそうです。
e-Tax、年1回しか使わないからといって、この使いにくさでいいわけはありません。税金で運用されているシステムですから、改善を望みます。
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