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2013/02/13

FP試験問題漏洩の裁定

 ニュースになってから2週間、ファイナンシャルプランナー試験(正しくはファイナンシャル・プランニング技能検定)の問題が試験主催者から漏洩されるという事件への裁定がでました。管轄の厚生労働省から発表された資料によれば、
<厚生労働省は、「研究会」の調査結果を検証したところ、FP技能検定試験は「有効」であると判断しました>
 とあります。[資料「20130212 厚労省プレスリリース.pdf」をダウンロード]
 その理由として、
「有効」と判断したポイント
① 合否基準が「絶対評価(満点の6割以上)」であり、不正行為を行った者が合格することにより、本来、合格すべき者が不合格となる不利益が生じないこと。
② 事前に試験問題を閲覧した者がいることによる試験への影響(合格率の上昇等)を認めず、漏洩の範囲が限定的であること。
※1 平均得点率についてみると、漏洩した5試験の総平均得点率45.4%(過去10 回 平均46.8%)
※2 合格率についてみると、漏洩した5試験の総合格率31.5%(過去10 回 平均 35.3%)
③ 試験を無効とすることにより不利益を受ける受検者が非常に多いこと(受検者実人数約12 万3 千人)。

 ということです。
①は試験の大前提で、言わなくてもわかっているといういうこと。
②は何を言いたいのか。合格率が上昇していたら問題で、そうでなければ問題ではないということですか。
③が本事件のポイントでしょう。筋を通すなら再試験すべきでしょうが、12万人もの受験生にそれを強いるのは現実的ではありません。
 結果として、試験は「有効」という判断も致し方ないのと思います。でも、何かしっくりこない。それは問題を起こした当事者の金融財政事情研究会の責任がはっきりと問われていないためです。今後の対応策を明確にして、具体的に示すべきでしょう。個人的にはファイナンシャル・プランニング技能士の試験実施は日本FP協会に一本化すべきだと思います。
 資格試験の運営が問われている今回の事件。このまま決着してしまっていいのでしょうか。

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