皇居ランニング競技会、制限へ
いまや東京での人気のランニングスポットとなっている皇居ランですが、通行人に迷惑になることで問題にもなっています。昨日の日経新聞の東京・首都圏経済面に「皇居周辺、ランニング競技会の開催制限 歩行者の安全に配慮 」という記事がありました。これによれば
「皇居を一周するランナーが歩行者の通行を妨げないようにするため、東京都千代田区などは皇居周辺で行われる様々なランニングイベント(競技会)の開催を制限することを決めた」
とあります。
参加したとはないのですが、『ランナーズ』のマラソン大会一覧をみていると、皇居ランニングコースを会場として行われる競技会がしばしばあります。そのたびに「歩行者もいる道で、競技会をやって危なくないのか」と思っていました。
記事によれば
「区などが昨年2月、皇居周辺を日常的に歩行する約200人を対象にした調査では、54%が『歩行中、ランナーなどに危険を感じた』と回答した」
と、かなり問題だと思える状況です。
千代田区などは、
・イベント参加者の集合場所やスタート・ゴール地点を桜田門前広場の1カ所に絞り、イベント数を減らす。
・同一時間帯のイベント参加人数を計700人以内
・イベント主催者に時間差スタートを義務付ける。1回のスタートで最大100人までとし、スタートの間隔を5分以上あける。
・交通整理員の配置も義務付ける。
・毎年春の観桜期には開催自体の自粛を求める。
といった対策をするとのこと。
そもそも公道、それも歩道を使って競技会を行うことが許されるのか、という疑問がわきます。競技会ですから、いくらかの参加料を徴収しているはず。区とかの自治体が行うならともかく、民間が参加料を取って開催することはいいのかでしょうか。
ランナーというのは、ランニングというスポーツの特性上、独りよがりになりがちです。皇居など公道を走るときは、くれぐれも歩行者に配慮したいものです。
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