借金はいつ返すのでしょう?
いわゆるアベノミクスの進行で、お金に関わるニュースが次々報じられます。昨日のNHKでは贈与税を引き下げることを自民党税制調査会が検討していると報じられました。ニュースによれば「親から子、祖父母から孫に資産を贈与する場合にかかる贈与税を、おおむね5%から10%引き下げる方向で検討しています」(NHK NEWS WEBから引用)とのこと。
その一方で、相続税、所得税の最高税率は引き上げる方針が決まりました。所得税は現役世代に関わることですが、相続税は高齢者の問題です。要は高齢者の貯蓄などの資産を若い世代に移転して、消費にまさしなさい。お金を貯め込んでないで、早く使いなさいというわけです。
一昨日、政府は今年度の補正予算を閣議決定しました。総予算額13兆1054億円と巨額で、補正後の一般会計の総額は100兆5366億円と過去3番目の大きさです。予算のうち財源の約6割を国債に依存。今年度の新規国債発行額は合計で52兆円です。恐ろしい数字。今年度の税収予算額は42.3兆円(財務省資料)でしかありません。これだけの税収しかないのに総予算は100兆以上です。おまけに国の借金は1000兆円近くあるらしい。凄いです。
よく国家の財政は家計に例えられます。例えば年収400万円なのに年間1000万円使うつもりで、さらに借金が1億円近くもある。こんなの例えになりません。家庭ならとっくに破産手続きをしているか、夜逃げです。
日本の国債がこんな状況でも低い金利を保っているのは、いろいろな理由が指摘されています。そのひとつに約1兆5千億円もの個人資産があるので、それを原資に銀行などが国債を買い続けられるというものがあります。政府の思惑通り、高齢者の資産を若い世代に移して消費させると、国債を買う後ろ盾が減ってしまいます。大丈夫かな。
それより膨大な国の借金は返す気はあるのか。補正予算の内容を見ると、借金の返済などするつもりはなさそうです。いったい誰がこの国の借金を返すのでしょう。
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