マラソン大会の台所事情
マラソン大会にいくつも出たいと思うのですが、気になるのはその参加費。数が増えると負担になってきます。昨日配信された日経新聞電子版に「参加費1万円でも赤字? マラソン大会の台所事情」という興味深い記事がありました。
記事には
「よく『お金がなくても始められるスポーツ』の代表に挙げられるマラソンだが、実は意外に出費がかさむ。シューズやウエアは専用のものが相次ぎ登場しているし、『普通の靴や服で十分』の人も、いざ大会に出ようとすると、旅費や参加料もそれなりにかかる」
とありますが、その通りですね。そして参加料は「その参加料には同じフルマラソンでも3倍以上の開きがある」ということです。昨年参加した東京マラソン、神戸マラソンが参加料1万円だったので、それが相場だと諦めていたのですが、フルマラソンでも安い大会もありました。岐阜県揖斐川町の「いびがわマラソン」は4000円で、申込時に「参加賞はいらない」と申告すれば3500円だとか。確かにしまい込んだままになりがちな記念品はいりませんね。また有名な勝田全国マラソン」「かすみがうらマラソン」「つくばマラソン」の3大会はどれも5000円です。
記事によれば1万円の相場を作ったのは東京マラソン。これにあわせて大阪、神戸の両マラソンも1万円です。安いとはいえない参加料の収支はどうなっているのか。大阪マラソンの例が記事で紹介されていて
「12年の大阪マラソンの予算は12億4000万円だった。広報イベントに2億4000万円、安全対策に2億6000万円、大会運営に6億円、エントリー・記録関係に1億円、事務局費として2000万円などがかかった。このうち約3億1300万円を参加料で賄った」
参加料だけでは大きく赤字ということです。運営側では大会運営でお金を支出しても、観光などの経済効果を見込んでの大会開催、という目論見なのでしょう。
参加の権利を確保するのも大変、参加するお金も大変。マラソン大会を走るのは苦労が多いようです。
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