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2013/01/24

アベノミクスの行方

 今週号の「週刊現代」はまたまたアベノミクスの特集です。「安倍バブル 株も土地もこんなに上がるぞ!」「アベノミクス 中国・韓国を吹っ飛ばす!」「日経平均株価 3万円相場も見えてきた」と威勢のいい見出しが並びます。これだけみると、いいことだらけのようです。
 しかし、昨日の日経平均株価の終値は前日比222円94銭(2.08%)安い1万0486円99銭。3日連続の下落です。一昨日の日銀の金融政策決定会合の結果が市場が期待したほどの大胆な金融緩和とならなかったためとも言われています。
 金融政策会合で決定された内容は政府・日銀の共同声明として発表されました。日銀は2%の物価上昇率目標を導入し、早期の実現を目指すほか、2014年から無期限の金融緩和に踏み切るという内容です。NHKで生中継された
麻生財務相、甘利明経済財政・再生相、日銀の白川総裁が並んでの記者発表をみて、政府も力が入っているなと思いました。
 景気回復へ期待している人も少なくないでしょう。週刊現代編集部も期待しています(笑)。しかし、株価は下がってしまい、一時は90円台になったドル円も88円台前半まで戻ってしまいました。円安に対し海外から懸念が出ていると日経新聞が報じています。まずイギリス。
「イングランド銀行(中央銀行)のキング総裁は22日夜(日本時間23日未明)、一部の国が自国通貨の引き下げを講じていると指摘し、通貨安競争の拡大を警告した」
 そして隣国の韓国。
「23日朝には一部メディアが、韓国の企画財政相が『20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で日本の政策の影響について議論する』と報じた」
 そしてドイツでも。
「ドイツ連邦銀行のワイトマン総裁は21日、日本政府が中央銀行に圧力をかけ、その独立性を侵していると批判」
 円安を無邪気に喜んでいる場合ではないようです。
 第2章に入った感のあるアベノミクス。週刊現代の言うようにバブルが続くのか。それともそろそろしぼんでしまうのか。誰か教えてください。

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