FP試験問題漏洩の愚
昨日、新聞とかテレビでFPという言葉を見ました。ファイナンシャルプランナー、略してFP。これがマスコミに取り上げられなんて珍しいことです。おまけにいいことではなくて、悪いニュース。FP資格試験の問題漏洩です。いやいや。
その内容は27日の日曜に行われたファイナンシャルプランナー(FP)の資格試験の問題が事前に漏れていたと厚生労働省が発表したということです。官庁が発表するなんて、これはおおごとです(発表資料はこれです。厚生労働省発表資料「2r9852000002tu9e.pdf」をダウンロード)。ファイナンシャルプランナーの資格は厚労省が監督しているなんてこと、はじめて知りました。
この漏洩はFP資格試験を実施している金融財政事情研究会のホームページに試験の2日前の25日から試験問題が見られる状態になっていたということです。事情、経緯はともかく、試験を実施している当事者のホームページに試験前に問題が見られることになっていたという事態は、前代未聞ではないでしょうか。
FP試験の実施運営はちょっと変です。ファイナンシャルプランナー技能士資格は国家資格ですが、その試験を実施するのは、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」と2つの団体があります。受験はどちらの試験を受けても、合格すれば資格が得られます。
2級と3級の試験は「学科試験」と「実技試験」があります。学科試験は選択肢から正答を選ぶマークシート方式。実技試験は、実技といっても、択一式と計算問題の試験で、なにか実技をやるわけではありません。「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」のそれぞれの試験では、「学科試験」は同じ問題で、「実技試験」はそれぞれ独自の問題となっています。ファイナンシャルプランナー技能士という資格を取得するために、2つの違った問題があるわけです。
こんな複線試験の資格って、他にあるのでしょうか。こんな状況に至ったのは、大人の事情があるのでしょうね。私はFP協会の試験でファイナンシャルプランナーの資格を取ったので、金融財政事情研究会というのがどんな団体かよくわかりません。しかし、試験問題の管理も充分にできない組織に、試験を行う資格があると思えません。
ファイナンシャルプランナーにとっては、その資格がクローズアップされた嬉しくない事件。困ったものです。
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