マルちゃん正麺の商品力
かなり前からスーパーの商品棚に並んでながら、買ったことがなかった「マルちゃん正麺」。今更ですが買ってみました。日経トレンディ恒例の2012年ヒット商品ランキングでは4位に入るなど、売れているとはネットなどで報じられていましたが、インスタントラーメンを食べる習慣がほとんどないので、買わないままになっていました。
ふと思いついてスーパーで買おうと思ったら、何故かありません。東急ストアです。このスーパーはマルちゃん正麺を売らない事情でもあるのかな? 深く考えないで、その後ダイエーで見つけたのでゲットしました。しかし、ダイエーには醤油味しかありませんでした。その後、セブンイレブンに寄ってみたら、醤油は売り切れ、塩味も残り2個という状態。ひょっとして、人気で売り切れか。
まるちゃん正麺の売れ行きは凄いようです。日経新聞電子版の11月30日付けで「『マルちゃん正麺』に見る脱デフレ 割高でも市場沸く 」という記事があります。これによれば、
「マルちゃん正麺は昨年11月に発売。スーパーの販売データをまとめた日経POS(販売時点情報管理)データによると、即席袋麺では10月まで8カ月連続で、しょうゆ味がトップを維持する」
と売れ行きは好調。更に、
「1970年代以来首位を守ってきた『サッポロ一番』(サンヨー食品)を引き離しており、今年はおよそ40年ぶりにトップ商品が交代しそうだという」
といいます。あのサッポロ一番を抜くなんて。
まるちゃん正麺を食べてみると、美味しい。麺が袋物のインスタントラーメンとは思えない生麺の味わいです。メーカーの東洋水産による「生麺うまいまま製法」により作られている麺は、これまでになかった食感です。
まるちゃん正麺を食べてみて感じるのは、今更ですが商品力の重要さ。袋物のインスタントラーメンの味の期待値をいい意味で裏切った商品の力。売れて当然ですが、開発した東洋水産も凄い。インスタントラーメン大手の日清食品も対抗してラ王を投入していますが、味はどうなのでしょうか。
インスタントラーメンという廉価な商品でも、マーケットでは熱い戦いがあるようです。
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