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2012/12/21

アイアンシェフの失敗

 録画してあった「アイアンシェフ」を見ました。もう1ヶ月も前、11月23日に放映されたスペシャル版です。通常番組の倍、2時間の特番をやっと見ました。ネットの書き込みとかニュースによれば、最近の視聴率は5%台まで落ち込み、「打ち切りか」とまで言われる状態になっている番組です。
 ご覧になったかたもいると思いますが、このスペシャルではかつての「料理の鉄人」で名審査ぶりをみせてくれた岸朝子さんを登場させていました。またかつてのフレンチの鉄人の坂井宏行の弟子が挑戦者(番組ではノミニーという奇妙な呼び名になってます)で登場し、応援役として坂井シェフも登場と昔に戻ったかのようです。
 岸朝子さんは個人的には仕事でお世話になり、存じ上げている人生の大先輩です。来年満90歳になられるというのにお元気そうで嬉しい限りです。しかし、岸さんといえ、坂井シェフといえ、料理の鉄人時代のキャラクターを登場させるという、まったく創意工夫のない番組アイディアにはあきれます。
「アイアンシェフ」の失敗原因として指摘されるのは、「料理の鉄人」とまったく変わらない内容で番組を作っていることです。まだインターネットが普及していない時代、情報発信の中心にテレビがいた時代、そんな時に作られた料理の鉄人は新鮮でしたが、今は違う情報環境にあることは、昔を知るひとは誰でもわかります。「アイアンシェフ」は昔と違った発想で番組が作られるべきだったのですが、フジテレビは何の工夫もしていないように見えます。
 工夫をするどころか、料理の鉄人より退歩しています。鉄人の時代には、挑戦者が挑む鉄人は3人の中から、その場(番組内)で指名していました。しかしアイアンシェフではノミニーが挑戦する相手は決められています。鉄人を指名するシーンが、番組での最初にワクワクする瞬間でしたが、これがなくなっています。
 このことは恐らく番組制作の都合でしょう。ロブションのところで仕事をしている鉄人もいるので、スケジュール管理上、このようなことになっているとは容易に推測ができます。また審査員も毎回入れ替わり、「ほんとにこの人達で審査できるのか」と疑問がわきます。これも番組制作上の都合でしょう。
 視聴率で凋落しているフジテレビ。大晦日には6時間のスペシャルアイアンシェフを放送するとか。迷走はまだ続きそうです。

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コメント

結局、遅からず番組打ち切りになりましたが、ああゆうトンチンカンな企画で押し通した制作サイドの連中は何らかのペナルティーを受けたのでしょうか? 降格・部署移動・
給料下げ等々。

投稿: ロイス | 2017/05/18 12:53

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