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2012年12月

2012/12/31

紅白歌合戦とレコード大賞の司会者

 昨晩、少しだけレコード大賞をみました。大賞はAKB48でしたが、これは予想通りなんでしょうか。レコード大賞を熱心にみていたのか、いつ頃までなのか。大学生の頃までかな。その時は大晦日にやっていました。12月30日にやるようになったのは、2006年のこと。ウキペディアによれば昨年の視聴率は14.9%です。1977年には50%を超えていました。
 レコード大賞の司会を長年つとめていたマチャアキこと堺正章の姿はなく、今年はTBSの安住紳一郎アナが新垣結衣と司会をしていました。時代の節目を感じます。
 司会といえば、今年の紅白歌合戦の総合司会は有働由美子アナ。かつてニュース番組のメインをつとめ、最近はアメリカにも赴任し、現在朝の番組「あさいち」のキャスター。朝の奥様番組(視聴率は好調のようです)に出ている有働アナが紅白の総合司会とは、ちょっと驚き、「有働由美子復活」という感じです。
 紅白歌合戦はレコード大賞が視聴率50パーセントを超えた77年にはなんと77%ありました。その年は大晦日にテレビを見ている半分の人がレコ大をみて、4分の3の人が紅白を見ていたんですね。恐るべき時代でした。
 今日は紅白歌合戦です。そんなに面白くないとも思いながらNHKをみてしまうのでしょう。熱心にみるわけでもないのに、眺めておかないと年が終わった気がしない。やはり、すっかりオジサンになっているようです、

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2012/12/30

出版というビジネス

 昨日の日経新聞に「雑誌創刊47年ぶり低水準 12年は100点割れの97 」という記事が小さく載っていました。あやうく見逃すところでした。しかし、47年振りとは凄い。47年前といえば、昭和40年。東京オリンピックの翌年ですよ。大昔。
 出版というビジネス、特に雑誌というメディアはすでに衰退へ転がり落ちているということでしょうか。記事から引用すると、
「12年の創刊点数は97にとどまる見込み。長引く出版不況の中で、返品などのリスクを取って創刊する体力のない出版社が多いことが背景にある」
 とあります。長引く出版不況、といわれてもうかなりの時間が経っています。これは不況というより常態ではないのか。そう思わざるを得ません。
 一方、同じ日経にはこんなタイトルの記事が。「書籍、無料で当日配送 ヨドバシがネット通販」。ヨドバシカメラが来年3月から書籍のネット通販に本格参入するという記事です。ポイントは主要都市圏では当日配送を行うということ。ヨドバシカメラは現在、家電商品などネットで販売する商品の当日発送サービスを行っています。昼頃までに注文するとその日に商品が到着するので、よく利用します。
 このサービスを書籍でもやろうというのですから、かなり凄い。書籍の点数は半端ではないはずで、どれくらの在庫を持ってやるのか。品揃えはどうなのか。アマゾンに対抗できるのか。いろいろ興味がわきます。
 長期不況という出版ビジネス。その中身はともかく販売という流通面は大きく変容しようとしています。本屋で本を買う機会がめっきり減りました。新聞の広告をみてよさそうだったら、アマゾンで注文、ということも少なくありません。本屋に行かなくなったことで、雑誌も買わなくなった。そんなこともあるのか。雑誌不況もそのあたりに原因のひとつがあるかもしれません。

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2012/12/29

神戸マラソンの完走証

 先月25日に走った神戸マラソンの完走証がきました。もうすっかり忘れていましたよ。公式ホームページで自分の記録をみることができるので、それで満足していました。10キロやハーフマラソンでは完走したすぐ後に完走証をもらえますが、神戸マラソンのように後から送られてくる完走証は、改めてレースを思い出すことができて、いいものです。
 完走証に添えられたメッセージにこう書かれています。
「『感謝と友情』を合言葉に東日本大震災の復興支援に取り組む本大会で元気いっぱい完走された皆さまの姿は、災害により大変な被害を受けている地域の方々への大きなエールとなりました」
 このメッセージをいただくと、少しだけ嬉しくなります。走っているときは、なんとしかしてゴールすることしか考えられませんでしたが。
 来年もできれば走りたいと感じられた神戸マラソン。今年のいい思い出のひとつです。

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2012/12/28

Kindle Fire HDを使ってみて

 先週日本で発売になったアマゾンのkindle Fire HDを購入し、10日ほど使いました。まだ触った程度ですが、簡単にレポートを。アマゾンの電子書籍端末ですが、7インチのタブレットPCとしても使えます。ただAndroidベースですが、汎用のタブレットPCではありません。あくまでアマゾンの電子書籍端末としての位置づけです。
 アプリはGoogle Playからではなく、アマゾンのストアから購入する仕組みです。従って他のAndroidとは使えるアプリが異なるようです。例えばFacebook、Twitter、Adobe Reder、日経新聞のアプリはありますが、Dropboxはありません。
 また、ウエブの閲覧はあらかじめインストールされたAmazon Silkを使います。GoogleのChromeは対応しておらず使えません。ブックマークをChromeと共有しているとちょっと不便です。Flashも対応していないようです。
 肝心の電子書籍は有料本を1冊、無料本を何冊しかダウンロードしていないのですが、まだまだ欲しい本は多くない感じです。特に昔に出版された本が少ないようです。個人的な好みで言うと、小林信彦、曾野綾子という作家はまったく電子化されていません。村上春樹もありません。まだまだです。
 端末は軽くて、持ち歩くにはいいです。専用のケースを装着してみたのですが、やはり日本製品らしからぬ感触があります。

Kindle6

Kindle8

 待ち受け画面はカスタマイズできず、あらかじめインストールされたものが入れ替わり表示されます。


Kindle1

Kindle2

Kindle4

 全体的にはアマゾン独自のタブレットPCという印象を持ちました。使い込んでいくとなにか発見があるのか、そこが楽しみです。

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2012/12/27

厚生年金の危機

 昨日の朝日新聞に恐ろしい記事が掲載されていました。「厚生年金、細る積立金」とタイトルされた記事です。その内容は、
「サラリーマンが入る厚生年金=キーワード=を支払うための積立金が減り続けている。将来の年金を支払うには約120兆円必要な計算なのに、積み立てている年金保険料の収入が減り、来年度末には100兆円を割る見通しだ」(12月26日 朝日新聞朝刊
 とあります。これだけだとピンとこないと思いますが、この積立金は04年には138億円ありました。年々これをとり崩して、12年度に約6兆円、13年度に約5兆円を取り崩そうとしており、13年度末の積立金は約98兆円になる見通しということ。将来どうなるのか。
「このまま毎年5兆円前後ずつ積立金を取り崩すと、20年ほどで積立金がなくなる」
 危険な状況です。
 そもそも日本の年金は働いている人(現役世代)から保険料を徴収し、高齢者に年金を給付する仕組みの賦課方式をとっているので、このように積立金を5兆円も取り崩すことが異常です。この原因は
「保険料収入が伸びないのは、現役サラリーマンの給与が減っているからだ。厚労省の見込みでは、11年度の給与が09年度より6・2%伸びているはずだったのに、08年秋のリーマン・ショックで景気が悪化して実際は3・6%減っていた」
 といいますが、この厚労省の見込みは大甘です。誰でも分かります。たとえリーマン・ショックがなくても09年度から11年度の2年間で給与が6.2%も伸びるわけがありません。役人はどうしてこんな楽天的な数字をはじけるのか。
 このままの状態が続くとどうまるか。記事は
「これを防ぐには、保険料率をもっと引き上げるか、年金の給付額を減らしたり支給開始年齢を上げたりしなければならない」
 といいます。わかりきったことです。今すぐに、現在給付している厚生年金の金額を引き下げるべきです。細かいことは省きますが、現在の制度では昭和21年4月1日までに生まれた世代は、かなり優遇された金額体系になっています。様々な事情、背景はあるのでしょうが、ここに手を付けない限り、20年かからずに厚生年金は崩壊することになるでしょう。
 考えれば考えるほど、恐ろしい問題です。

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2012/12/26

ソフトいらずの年賀状作り

 年末も押し迫ってきて、やっと年賀状を完成しました。年々出す枚数も減ってきて、いっそ止めてしまおうとも思うのですが、そうもいかず・・・・・。なんか義務感だけでつくっている感じです。その昔はプリントゴッコを使って、手間をかけて作っていた年賀状ですが、いまやソフト+パソコンで手軽に作ってしまいます。
 うちはもうもう数年も使っている「筆王」とプリンターで、あまり手をかけずに完成です。プリンターももう8年ほども使っている代物なので、買い換えようかとも思ったのですが、まだしっかり働いてくれているので、ベテランプリンターにお任せしました。
 最近は有料のソフトを使わないでも、無料で年賀状を作れるサイトがあります。例えば日本郵政がやっている「郵便年賀.jp」では「はがきデザインキット」なるソフトを無料で提供しています。このソフトには裏面のデザインを作る素材が揃っていて、これを使って自由に作ることができます。また自分で撮った写真なども取り込めます。また表面(宛名面)の住所を管理するソフトのあり、住所録を新規に作ったり、CSV形式の住所録データも読み込めます。
 要は市販のソフトとそんなに変わらない機能を持ったソフトが無料で提供されているというわけです。郵政としては年賀状をたくさん売りたいわけで、そのためにこんなソフトを作って提供しているということですが、年賀状のソフトメーカーにとってはいい迷惑でしょう。
 郵政だけでなく、プリンターメーカーのキヤノン、エプソンは年賀状の素材をウエブサイトで提供してます。かなりの数の素材が揃っています。これがあれば、毎年買っていた年賀状素材集は必要がないと思いました。
 年賀状に手間やお金をかけないでも出来てしまう時代です。父親は毎年印刷屋に年賀状を作ってもらっていましたが、もはやそんなことをする人はかなり減っているでしょうね。時代は変わりました。

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2012/12/25

エルヴィスのクリスマスアルバム

 クリスマスイブにはやはりエルヴィス・プレスリーのクリスマスソングだなと、CDを探してみると、何枚もありました。なんでこんなにあるんだろう。未整理の棚から発見されたのは8枚のアルバム。埋もれているのもまだありそう。
 そもそもエルヴィスのクリスマスアルバムは、オリジナルとしては「Christmas Album」(1957年)と「Elvis Sings the Wonderful World of Christmas」(1971年)の2枚です。それにオリジナルのクリスマスソング音源にカントリーシンガー達の歌をオーバーダビングして新たな曲として構成したアルバム「Christmas Duets」もオリジナルなアルバムと言っていいかもしれません。でもそれ以外にエルヴィスのクリスマスアルバムはたくさんあります。アマゾンで検索すると103件も出てきます。こんなにあるとはいささか驚き。
 エルヴィスのクリスマスソングと言えば、「Blue Christmas」が有名。ホワイトクリスマスに対して、ブルークリスマスはブロークンラブソング。若々しいエルヴィスのボーカルが素敵です。「Christmas Album」に収録されています。この「Blue Christmas」と並んでよくプレイされるのが「If Every Day Was Like Christmas」。タイトルから厳密に言えばクリスマスソングではないかもしれませんが、美しいラブバラッドで、クリスマスシーズンにはぴったりです。
 しかし年に一回しか聴かないクリスマスアルバムなのに、なぜこんなに持っているのか。ほんとファンというのは困りものです。

Elvis_christmas


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2012/12/24

クリスマスケーキとは

 子供も大きくなり、クリスマスの日にスペシャルな宴をすることもなくなってしまいましたが、今年は3連休ということもあって、中日の23日にちょっとだけご馳走をいただきました。それにクリスマスケーキの買ってくるという豪遊ぶりです(笑)。そもそもクリスマスケーキというのは海外にもあるのでしょうか。ネットで調べてみると欧米にもあるようですが、日本ほど一般的でもなさそうです。
 NHKのラジオ英会話は今月クリスマスをテーマに講座が展開されています。この放送はアメリカ英語が基本なのですが、クリスマスケーキといえばフルーツケーキとテキストにありました。日本の生クリームたっぷりのクリスマスケーキはアメリカにはないのでしょうか?
 ともあれ、イブには一日早いですが、クリスマスケーキをゲットしてきました。あらかじめ予約して買っていた頃もあったのですが、わざわざ面倒なので、今年は思いついたケーキ屋に買いに行きました。幸い、クリスマスケーキのホールがまだありました。

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 奥沢の「粉と卵」というケーキ屋さんです。いつも行く床屋さんの隣にあって、ずっと前から気にはなっていたのですが、買ったことはありませんでした。
 控えめな甘さのケーキです。美味しくいただきました。


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2012/12/23

年末調整のこと

 サラ-リマンをやっている頃は年末調整の用紙が配布されて、いつも締め切り間際に提出していたものです。確かそこに押す印鑑はシャチハタではダメで、そこを間違えることがよくありました。あの頃は何故年末調整というものがあるのか分かっておらず、戻ってくるお金だけが楽しみでしたね。
 一般には所得税は3月15日までに前年度の確定申告をして、その時税金を納める方法です。しかし給与所得者は源泉徴収によって所得税を払ってしまうシステム。ここで所得税を払いすぎていると、戻ってきます。そのための手続きが年末調整。しかし、源泉徴収とはうまいシステムを考えたものです。まずは見込みで税金を徴収しておいて、そのあと申告があれば(例え年末調整)、払いすぎた場合は返してくれるというもの。税務署に都合のいい方法です。
 サラリーマンは住民税も給与から徴収されるので、「税金」を払っている実感がありません。私も給料生活でなくなり、税金を払う重さ(こんなに払うの)を感じざるを得ませんでした。
 本屋には早くも確定申告用の本が並び始めました。事業を営んでいる人とか、不動産収入がたんまりある人は、年末までに、なるべく税金を払わないための方法を思案しているに違いありません。所得税、住民税、そして健康保険の費用、これらはすべて所得の大小によって算出されるわけですからね。
 年末、お金のことで忙しい人は多いことでしょう。

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2012/12/22

手帳の話

 もう12月も下旬になってしまいましたが、今頃になって手帳を買いました。まあ、ほとんど管理すべきスケジュールもないので、手帳の必要度も低いのですが、年も新になるのに手帳くらいはという感じです(笑)。手帳選びというのは切りがありません。会社勤めをしていたときは、会社のものやもらい物を使ってましたが、結局活用しきれままのことが多かった気がします。
 最近はデジタル化を推進し(?)、AppleのiCloudカレンダーでやっていました。しかし、スマートフォンをiPhoneからサムソンに変えたため、iCloudでの管理が難しくなり、デジタルではGoogleカレンダーで取りあえずやってます。しかしデジタルは一覧性の点でちょっと見にくいです。パソコンとかスマホで何ヶ月の予定を見るにはやはり紙のほうがいい。
 そんなこともあって手帳を使ってみることにしました。しかし、本屋の店頭に並ぶ手帳で選ぼうとしたら、あまりに種類が多くて断念。そのうち活用しなくなることも予想されるので、値段の点からも無印良品の手帳にしました。無地のものはシンプルなところがいいですね。
 手帳選びに迷うのは毎年のこと。これも楽しみのひとつかもしれません。

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2012/12/21

アイアンシェフの失敗

 録画してあった「アイアンシェフ」を見ました。もう1ヶ月も前、11月23日に放映されたスペシャル版です。通常番組の倍、2時間の特番をやっと見ました。ネットの書き込みとかニュースによれば、最近の視聴率は5%台まで落ち込み、「打ち切りか」とまで言われる状態になっている番組です。
 ご覧になったかたもいると思いますが、このスペシャルではかつての「料理の鉄人」で名審査ぶりをみせてくれた岸朝子さんを登場させていました。またかつてのフレンチの鉄人の坂井宏行の弟子が挑戦者(番組ではノミニーという奇妙な呼び名になってます)で登場し、応援役として坂井シェフも登場と昔に戻ったかのようです。
 岸朝子さんは個人的には仕事でお世話になり、存じ上げている人生の大先輩です。来年満90歳になられるというのにお元気そうで嬉しい限りです。しかし、岸さんといえ、坂井シェフといえ、料理の鉄人時代のキャラクターを登場させるという、まったく創意工夫のない番組アイディアにはあきれます。
「アイアンシェフ」の失敗原因として指摘されるのは、「料理の鉄人」とまったく変わらない内容で番組を作っていることです。まだインターネットが普及していない時代、情報発信の中心にテレビがいた時代、そんな時に作られた料理の鉄人は新鮮でしたが、今は違う情報環境にあることは、昔を知るひとは誰でもわかります。「アイアンシェフ」は昔と違った発想で番組が作られるべきだったのですが、フジテレビは何の工夫もしていないように見えます。
 工夫をするどころか、料理の鉄人より退歩しています。鉄人の時代には、挑戦者が挑む鉄人は3人の中から、その場(番組内)で指名していました。しかしアイアンシェフではノミニーが挑戦する相手は決められています。鉄人を指名するシーンが、番組での最初にワクワクする瞬間でしたが、これがなくなっています。
 このことは恐らく番組制作の都合でしょう。ロブションのところで仕事をしている鉄人もいるので、スケジュール管理上、このようなことになっているとは容易に推測ができます。また審査員も毎回入れ替わり、「ほんとにこの人達で審査できるのか」と疑問がわきます。これも番組制作上の都合でしょう。
 視聴率で凋落しているフジテレビ。大晦日には6時間のスペシャルアイアンシェフを放送するとか。迷走はまだ続きそうです。

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2012/12/20

マルちゃん正麺の商品力

 かなり前からスーパーの商品棚に並んでながら、買ったことがなかった「マルちゃん正麺」。今更ですが買ってみました。日経トレンディ恒例の2012年ヒット商品ランキングでは4位に入るなど、売れているとはネットなどで報じられていましたが、インスタントラーメンを食べる習慣がほとんどないので、買わないままになっていました。
 ふと思いついてスーパーで買おうと思ったら、何故かありません。東急ストアです。このスーパーはマルちゃん正麺を売らない事情でもあるのかな? 深く考えないで、その後ダイエーで見つけたのでゲットしました。しかし、ダイエーには醤油味しかありませんでした。その後、セブンイレブンに寄ってみたら、醤油は売り切れ、塩味も残り2個という状態。ひょっとして、人気で売り切れか。
 まるちゃん正麺の売れ行きは凄いようです。日経新聞電子版の11月30日付けで「『マルちゃん正麺』に見る脱デフレ 割高でも市場沸く 」という記事があります。これによれば、
「マルちゃん正麺は昨年11月に発売。スーパーの販売データをまとめた日経POS(販売時点情報管理)データによると、即席袋麺では10月まで8カ月連続で、しょうゆ味がトップを維持する」
 と売れ行きは好調。更に、
「1970年代以来首位を守ってきた『サッポロ一番』(サンヨー食品)を引き離しており、今年はおよそ40年ぶりにトップ商品が交代しそうだという」
 といいます。あのサッポロ一番を抜くなんて。
 まるちゃん正麺を食べてみると、美味しい。麺が袋物のインスタントラーメンとは思えない生麺の味わいです。メーカーの東洋水産による「生麺うまいまま製法」により作られている麺は、これまでになかった食感です。
 まるちゃん正麺を食べてみて感じるのは、今更ですが商品力の重要さ。袋物のインスタントラーメンの味の期待値をいい意味で裏切った商品の力。売れて当然ですが、開発した東洋水産も凄い。インスタントラーメン大手の日清食品も対抗してラ王を投入していますが、味はどうなのでしょうか。
 インスタントラーメンという廉価な商品でも、マーケットでは熱い戦いがあるようです。

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2012/12/19

自民党と経済の関係

 昨日の東証株価は前日比94円13銭(0.96%)高の9923円01銭で、4月3日以来、約8カ月半ぶりの高値水準だとか。衆議院選挙後も株価が上がり続けて、1万円台も目前という感じです。ついこの間までは、8000円台をうろうろしていたのが嘘のようです。
 自民党安倍総裁はかねてからの重要課題と位置づけていたデフレ脱却に向け、白川日銀総裁と会談。なかなか精力的です。この会談の場で、「安倍氏はデフレ脱却に向け、2%の物価上昇率目標を設定するよう要請。政府と日銀で金融政策をめぐる政策協定(アコード)を結ぶことも求めた」(日経新聞電子版)といいます。物価上昇率2%というのが、安倍総裁の目標値というわけです。
 野田首相も白川総裁とは時々会談していましたが、景気改善への具体的な内容を示したことはあったでしょうか。あまり記憶にありません。16日の総選挙の結果を受けて、経団連の米倉会長が
「自民党の圧勝を歓迎する。民主党政権への厳しい評価だ」
 とコメントしました。これには驚きました。経団連のトップがここまで言うかという感じです。民主党の政策には満足していなかったとうことはわかりますが、もう見限っていたわけですね。
 自民党に政権が戻り、果たして経済は好転するのか。今は期待感で株価が上がっていますが、これもどこまで続くのか。更に上昇するのか。それとも、つかの間の夢で終わるのか。まったくわかりません。

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2012/12/18

赤羽のまるよし

 友人に誘われて久しぶりに赤羽に行ってきました。赤羽を訪れたときの一軒目にはいつも「まるよし」です。改札口から2、3分の好ローケーションのお店。この店、ぐるっと囲んだカウンターと4人がけのこあがりが3つあります。幸い早めにいったのでこあがりに座れました。
 この店、14時すぎからやっているようで居酒屋というより、地元の食堂という感じでしょうか。壁にお品書きが貼られているのが、昔ながらのスタイルで嬉しい。

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 まずは生ビールと煮込み。うまく煮込んであり美味。

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 この店の名物メニューのキャベ玉。ニラ玉のニラをキャベツに変えただけの料理すが、ありそうでない一品。薄味に仕上げてあるのがポイントのようです。

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 こんな店がうちの近くにあれば常連になってしまいそうな店です。楽しい酒をいただきました。

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2012/12/17

勝ち馬に乗る総選挙

 衆議院選挙、昨夜8時になった瞬間にNHKテレビでは「政権交代へ」の報道でした。まったく開票が始まっていないのに、確信を,もっての報道ですが、これは予想通りでした。マスメディアの事前予想では自民勝利、民主惨敗が予測されていたので、当然でしょう。
 しかし、自民党の圧勝振りはいささか想定外で、事前のマスメディアの予想を上回る数字です。例えば週刊文春の12月13日号の「全選挙区300最終予測」では、
自民253 公明27 民主99 維新57 未来13
 となってます。結果は、
自民294 公明30 民主56 維新53 未来8
 です。自民のここまでの圧勝は想定外でしょう。他のメディア報道も同様でした。13日の日経新聞でも「公明党と合わせ300議席をうかがう勢い。苦戦を続ける民主党は逆風がやまず70議席を割り込む可能性もある」との報道でした。
 勝ち馬に乗る投票結果とでもいうのでしょうか。自民が勝ちそうだから、自民へ投票という行動。パンドワゴン効果という用語があります。「ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す」(ウキペディアの解説)。選挙結果はこれかもしれません。
 選挙結果で気になるのは投票率の低さです。最終結果ではありませんが、投票率は59.32%(毎日新聞調べ)で「最終的に戦後最低だった96年の59.65%を下回る可能性もある」と報じられています。投票所では若者の姿は見かけませんでした。もう政治には関心さえないのかもしれません。

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2012/12/16

科学技術館のいま

 久しぶりに科学技術館に行きました。北の丸公園、武道館のそばにある科学の博物館です。何十年ぶりのことでしょうか、子どもの頃きて以来です。目的は展示をみることではなく、とある研修会を受けるためです。いまだ健在なのにちょっと驚きました。
 研修は建物の中にある会議室で行われたのですが、さすがに年季を感じます。調べてみるとオープンは1964年(昭和39年)といいますから、東京オリンピックの年。そばにある武道館や代々木の体育館、国立競技場と同じ年齢です。さすがに老朽化は隠せません。
 研修が始まる時間に合わせて、朝の9時過ぎに九段下の駅から科学技術館に向かっていると、館の手前にかなりの行列ができています。優に100人はいます。「科学技術館はこんな人気か?」と思いながら館の入り口に着くと、行列のわけが分かりました。とある衣料メーカーのバーゲンです。地下にあるホールがバーゲン会場でした。
 いまやサイエンスミュージアムでバーゲンをやる時代です。科学技術館の運営は日本科学技術振興財団という公益財団法人ですが、ここが貸し出してビジネスをやっているのでしょうか。つまらないことですが、興味を持ちました。
 ロビーは賑わっていましたが、バーゲンへの人が多そうです。科学技術館も運営が楽ではなさそうです。

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2012/12/15

複雑すぎる年金制度

 CFPなる資格を取ることを目標に勉強を始めたのですが、最初に取りかかったのが年金に関する課題。ファイナンシャルプランナー技能士2級の試験で勉強したときは感じなかったのですが、年金の制度。とても複雑で、簡単には理解ができません。
「在職老齢年金」「加給年金」「振替加算」「寡婦年金」「特別支給の老齢厚生年金」「報酬比例部分の老齢厚生年金」「経過的加算」。これらすべてもらえる年金の種類です。試験勉強ではこれらの支給体系を元に、もらえる年金額を計算する問題があるのですが、これがかなり大変。計算そのものは数学ではなく算数ですが、算数がこれほど手間がかかるとは、と感じる難易度です。
 まだ年金をもらっていない人も、既にもらっている人も複雑な年金の制度理解していないでしょう。問題はいくらもらえるかです。複雑な算式によって計算された年金を受給しているわけです。年金を担当している「日本年金機構」のホームページをみても、いろんなことが掲載されていて読む気が起こらないほどです。
「ねんきんネット」というサイトに登録すると、自分の年金見込額が試算できます。しかしこのねんきんネットというサイトはかなり使いにくいつくりです。お役所のホームページにありがちなユーザーの立場に立っていない設計になっています。
 この国の年金制度はどうなるのか。こんなことを最近特に感じます。

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2012/12/14

刷り込まれたそばの味

「梅もと」という立ち食いそば屋があります。東京に立ち食いそばは幾多もあります。最近目立つのは「富士そば」(ここは正確には椅子があるのでたちぐいそば屋ではないかもしれませんが、サービスのスタイルからは立ち食いそばですね)。「小諸そば」「ゆで太郎」あたりが多くの店舗を展開している立ち食いそば屋でしょうか。富士そばはホームページによれば今年の1月時点で90店舗もあります。
 それらに比べて梅もとは店舗も多くありません。ホームページをみると、14店舗。小さな規模でやっています。この梅もとが、我が母校の食堂に入っていました。正確に言えば高校の食堂の運営をやっていたんですね。当時は母親が弁当を持たせてくれたのですが、それは2時間目が終わったところで食べてしまって、昼休みには食堂でそばをいただいていました(笑)。その時からの梅もととの付き合いです。
 この梅もとが東横線の多摩川駅構内にあります。昨日、そちら方面に夕方でかけたので、久しぶりに入ってみました。基本のかけそばをいただいたのですが、ふつうのそばです。わかめをサービスしてくれて240円ですから、安いかも。舌に刷り込まれたほどではありませんが、「梅もと」という名前には懐かしさを感じます。遙か40年前へのささやかなタイムスリップでした。

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2012/12/13

国民年金基金の広告

 一昨日の朝日新聞に国民年金基金の広告が掲載されていました。全面広告です。今日の日経新聞には折り込み広告が入ってきました。女優の貫地谷しほりをキャラクターに使って、「国民年金基金って何?」と大きくキャッチコピーが書かれています。コピーの通り、多くの人にとっては、国民年金基金の内容はよくわかっていないものかもしれません。

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「民年金基金って国民年金のことか?」とか「最近、問題になっている厚生年金基金とはどう違うのか」なんて疑問を持つ人もいるかもしれません。そもそも国民年金基金とは? 公式ウエブサイトにある説明ではこうあります。
「国民年金基金は、自営業の方やフリーで働く方がサラリーマン並の年金を受け取れるようにするための公的な年金制度です。自分の収入にあわせて設計でき、将来受けとる年金を確実に増やすことができます」
 これだけ読むとよい制度とも思えます。しかし、
「サラリーマンは厚生年金のような上乗せ分がありますが、それ以外の方は、自分で上乗せ分を用意しないと生活の基礎部分の年金しか受給できません」
 と厳しいことが書いてあります。
 サラリーマンの年金は一般的には2階建てと言われます。原則65歳から受給できる年金は、1階部分の老齢基礎年金と2階の老齢基礎年金があるからです。これに対し自営業者などの年金第1号被保険者(私ももう2年以上これです)は2階部分がないので、65歳からもらえる年金がサラリーマンに対して少ない。これを補うのが国民年金基金というわけです。
 しかし、サラリーマンの厚生年金の掛金は労使折半と決められているので、半分は会社が払ってくれます。これに比べ、国民年金基金は半分国とかが負担してくれるわけではないので、厚生年金ほどたくさんもらえないということは簡単に推測できます。
 そもそも何故いまごろこんな広告をしているのか。日経新聞が10月に国民年金基金についての記事を掲載しています。それによれば、11年度末の国民年金基金の積み立て不足が約1兆4271億円に達し、10年度の1兆2989億円から増加したということです。「1兆4271億円」って半端な金額ではないです。記事には
「加入者は約52万人で、受給者は約34万人いる。受給者が増える一方で加入者は減収傾向にある」
 ということです。このままいくと、この制度の存続が危ぶまれる事態かもしれません。
 広告を大々的にやっているわけが分かりました。加入者を増やさなければいけない事態なのです。国民年金基金、この制度もいずれ問題になってくるでしょう。

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2012/12/12

任天堂は復活するのか

  任天堂のWii Uが先週末に発売になりました。販売店には行列ができ、完売だったようです。日本に先立ち発売になったアメリカでも当初の販売は好調と伝えられています。しかし、いまのところネットでのカスタマーレビューを見る限り、その評判はよくありません。かなり辛辣なコメントもあります。
 任天堂は昨年度の決算で売上高が4割も減り、上場来初の最終赤字に転落。株価も半分以下になりました。日本を代表する企業だった面影もありません。Wii U発売後、今週には株価がかなり下がりました。任天堂は本当に大丈夫なのか。こんな疑問を持たざるをえません
 昨日配信された日経電子版(有料会員向けの限定版ですが)に「任天堂、背水の陣 岩田社長の覚悟 」なる記事がありました。任天堂はずっとビジネスモデルを変えていません。
「任天堂は1983年のファミコン発売以降の30年間、一貫して同じビジネスモデルを貫いてきた。専用のゲーム機(ハード)と、好きなソフトをユーザーに買ってもらい、ハードとソフトを組み合わせて両方で収益を上げる方法だ」(日経電子版)
 ファミコンからもうすぐ30年なんですね、つい先日のように感じますが、年をとった証拠です(笑)。
 今、ゲーム専用機を核としたビジネスモデルが正しいのか、ということが市場から問われています。スマホ、タブレットでのゲームに対抗できうるのか。劣勢な状況ではないのかとも思います。
 記事で岩田社長は、こう言います。ちょっと長いですが引用します。
「結果を出して世の中のムードを変えるしかない。それができなければ任天堂は過去にはイノベーションを起こしたかもしれないが、今はありふれた会社の一つとして認識され、輝きを失ったなどと言われてしまう。世間の人たちは任天堂が収益を回復させることは難しいと思っている。世間の人たちの常識では不可能だと思っている。だがそれをひっくり返す必要がある。我々の力を結集すれば決して不可能ではないはずだと確信している」(日経電子版)
 このところ、日本の企業は元気がありません。特に電気業界は厳しい状況が続きます。そんな中、任天堂には復活して、もう一度企業の輝きを取り戻して、世界の中で存在感を示して欲しいと思います。

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2012/12/11

小沢昭一さんの死去に思う

 小沢昭一さんが亡くなりました。「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の収録を休んでいると報じられていたので、心配していたのですが、悲しい知らせです。小沢昭一さんで思い出すのは、昔NHKで放映されていた「趣味とあなたと」という番組です。高校生の時にみていたので、確か1970年代前半だったのでしょう。
 小沢昭一さんとNHKの相川浩アナウンサーが進行をつとめる30分の番組。もはや内容はほとんど覚えていないのですが、毎回趣味の達人を招いて話をきくという番組だったと思います。ネットで調べていたら相川アナウンサーも既になくなっていること知りました。
 俳優、というより怪優とも評され、また日本の放浪芸を研究。そして(記憶違いでなければ)かつては「トルコの帝王」(この意味が分かる人は人生のベテランです)と形容された小沢さん。本当に幅広い人生を歩んだ人です。そんな小沢さんが趣味の番組にでていたなんて、いま考えるとちょっと意外です。
 1973年に始まった「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は昔よく聴いていました。当時は高校生なのに、どうして小沢さんの番組なんて聴いたのかな。若者を惹きつける何かがあったのでしょう。それ以来小沢昭一ファンです。小沢昭一ファンなんてマイナーかと思い込んでいましたが、朝日新聞では訃報を夕刊の一面に掲載。小沢昭一さんの評価は高いものだったことは、私にとってはちょっと驚きでした。
 またひとり、昭和を語る人が亡くなりました。

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2012/12/10

今だけのクリスマスアルバム

 12月のこの時期しか聴かないのがクリスマス・アルバム。何枚か持っているアルバムをBGMがわりに聴いてますが、いったいクリスマス・アルバムってどれくらいあるんだろう。アマゾンのミュージックカテゴリーで「クリスマス・アルバム」で検索すると2072件がヒットしました。たくさんありますね。
 検索での1番目になったのがフランク・シナトラの「クリスマス・アルバム」です。ネットで調べてみると1957年の作品ですから、シナトラが42歳の時のもの。聴いてみたくなりました。
 うちにあるクリスマス・アルバムは、エルヴィス・プレスリーのが何枚かと、後はニール・ダイヤモンド、バリー・マニロウ、サラ・サラ・マクラクラン 、エイミー・グラントといったところ。アメリカのビッグなアーティストはクリスマス・アルバムを2枚以上出していることも多く、ニール。エイミーは2枚オリジナルアルバムがあります。 
 クリスマス・アルバムを何枚か聞き比べてみると、好き嫌いというか、何回も聴きたくなるアルバムか否かに分かれます。不思議なものでビッグなアーティストでもクリスマスソングを歌うと、その人の個性が薄まってしまうことがあります。バリー・マニロウ、ニール・ダイヤモンドはちょっと退屈なクリスマス・アルバムです。
 それに対して、サラ・サラ・マクラクラン の「ウインターソング」はいいアルバムです。静かに謳いながら、説得力をもつサラのボーカルが素晴らしいアルバムです。この時期しか聴かないのはもったいない。アマゾンのカスタマーレビューで5つ星がついています。
 クリスマス・アルバムは季節ものではありますが、じっくりきくと意外な発見もあったりして、面白いものです。

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2012/12/09

サッポロビールの戦略

 セブンイレブンで見慣れないビールが並んでいました。「100%MALT」by サッポロビールと「深みの贅沢」by サントリーの2品。「深みの贅沢」は前にも発売されていた出戻り(?)ですが、「100%MALT」はルーキーで、第3のビールではなく、本物のビールです。セブン&ホールディングス向けに作ったプライベートブランドのビール。缶には「SAPPORO」のロゴとセブン&アイのPBブランドマークが印字されています。
 セブンのプライベートブランドは増殖しています。日経の電子版によれば
「ビール大手では初の試みだが、他の食品業界では各分野のトップメーカーがPB製造に積極的で、国内のPB売上高は2兆円を突破する勢い」
 だとか。セブンイレブンの販売力は凄いですね。メーカーを配下に置くようなものです。
 この「100%MALT」は価格がポイント。350ml缶で198円、500mlで258円とコンビニのビール価格(350mlで215円くらい)より安い。しかしこのビールがサッポロのメインブランド「黒ラベル」と同じ棚に並ぶわけです。サッポロビールはイオン系に第3のビール「みがき麦」を、これも安い価格で販売しています。同じようにサッポロの「麦とホップ」と同じ棚に並んでいます。
 これってどうなんでしょう。結局、自社競合になるのでは? トータルとしてサッポロのシェアがアップすればいいのですが、そううまくいくのか? 
 サッポロビールの戦略は、どのような結果になるのか。とても気になります。
 
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2012/12/08

安倍インフレって起きるのか

 昨日の株価、日経平均は少しだけ反落しましたが、それでも9500円台を維持しています。専門家、関係者の中には年内1万円台に乗るという景気のいい声も聞こえはじめました。素人にはよくわかりませんが、やはり安倍さんの発言が引き金でしょうか。この流れに関心があるのは、一部の投資家だけでないようで、今週号の週刊新潮では「あなたの資産を目減りさせない金融常識」という記事があります。
 記事のリードで「総選挙が公示され)それを先取りする形ですでの市場は反応。円は急落して株価は急騰、さては待ちに待ったインフレ時代の到来、という気配だ」とあおります。記事がすすめる資産保全とは何でしょう。見出しで見てみると、
・「安倍インフレ」で日本に起きる質量激変
・金融機関がこっそり「超富裕層」に売っていた「高利回り商品」
・大学教授が実践している「不動産」購入の重要着目点
・なぜ金は2015年まで上がり続けると信じられているのか!
・優良「海外証券会社」の賢い利用術
・「人からコンクリート」で東証はまだ安いからもう高いか!
 の6本です。
 正直言って、参考になることは少なかったです。この中で「超富裕層の売っていた高利回り商品」というのは「外貨建ての優先出資証券」というものですが、これって富裕層にしか売ってくれないようなので、所詮関係のない話。金が上がるという話も、12月に入って価格が急落している実態をみるとホントかなと疑います。海外証券会社を利用するというのは、かなりハードルが高いこと。英語力に加えて、商品知識が求められるので、投資家でも実践できる人は多くはないと思うのですが。
 週刊新潮のこの記事を批判するつもりはありません。重要なのは、このような記事を読んで、その内容の善し悪し、自分にとっての向き不向きなどを判断できる能力をつけることでしょう。マネーリテラシーが大切、ということです。簡単にお金が儲かる話なんてないのですから。

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2012/12/07

老後難民にならない方法

 最近、「老後難民」なる言葉を見かけます。難民とは「本来は戦争・天災のため困難に陥った人民」(広辞苑)という意味ですが、これが転用されて、例えば帰宅難民とか、ランチ難民という表現に使われています。「老後難民」は老後に困っている人、それもお金がなくてこまっている人のことですね。ネットを検索すると、「あなたの老後難民度チェック」なんてサイトもありました。
 そんな老後難民にならないようにと週刊ダイヤモンドの今週号では「老後破綻を避ける40代からの強化書」が特集です。老後というのはサラリーマンが多いと思われるダイヤモンド読者層にとっては定年退職後のことでしょう。定年退職してからのことを心配するのは、まあ50代になってからという人が多いでしょうが、この特集では「40代からの」として、「早く準備したほうがいいよ」と脅かしているわけですね。
 老後難民にならないためには定年時(一般的には60歳)にいくら蓄えがあればいいのか、ということがポイントです。雑誌とか新聞で老後対策について取り上げた記事で多いのは「3000万円」という金額。定年退職後から死ぬまで夫婦でかかる総費用はすべてを年金でまかなえず、3000万円が必要というわけです。
 この3000万円という金額は一般論での算出した数字で、個々のケースは当然ながら異なります。ダイヤモンドの記事でも「40代後半で年収が1000万円を越えるようなプチ富裕層は5000万円でも足りないかもしれない」とあります。3000万円は老後に生活を質素にした場合の数字のようです。
 ダイヤモンドでは老後破綻を避けるために、老後の出費がどれくらいかるかと知り、そして老後の収入はいくらくらいなのかを知り、まずは節約して、貯蓄をとすすめています。結局、これが王道なんですね。
 老後の楽しみ、という言葉があります。これを実現するのはなかなか大変そうな世の中になっているようです。

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2012/12/06

東京都写真美術館とファンドレイジング

 恵比寿にある東京都写真美術館のファンドレイジングを担当されている方のお話をうかがう機会がありました。ミュージアム関係者の間では、この館が民間からの資金集めに成功しているということは有名です。ファンドレイジングがなかなか定着しないミュージアムで、ファンドレイジングの専任者を置き、企業などからの協賛金を集めています。
 企業、学校、団体などからの協賛は「支援会員」という制度で、1口30万円(年間)。今年の11月6日現在で支援会員になっているのは258法人です東京とはいえ、ひとつのミュージアムでこれだけの企業からの支援を受けていることは、継続的な活動の成果だと思います。
 写真美術館の年間予算は平成24年度で10億円。そのうち東京都からの予算が6.8億円、ファンドレイジングを含めた館の活動で集める自主財源が3.2億円。総予算の内、3分の1が自主財源というのは公立美術館としては驚くべき数字です。都からの予算は平成7年の開館時には20.4億円もありましたが、それが今年度はその3分の1以下です。しかし、開館時に20万人弱だった来館者が、昨年度は42万人です。お金がなくても、来館者を増やすことがきるというわけです。
 うかがったお話で印象深かったのは、民間から資金を導入することの意味。民間から資金を集めることは、多ければ多いほどよい、と思いがちです。しかし、公立美術館は税金で運営されています。
「公立美術館としての節度を持つ」
 という表現で、ファンドレイジングの姿勢を示されていました。やみくもに資金を集めることが正しいことなのか。公立ミュージアムと民間との関係について、改めて考えさせられました。
 東京都写真美術館の挑戦はこれからも続いていくことでしょう。

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2012/12/05

選挙公約と文化芸術

 衆議院選挙が公示され、候補者たちの街頭でのお願いが始まりました。いろんな政党が現れ、民主、自民は「比較第1党をめざす」というこれまであまり聴き慣れなかった言葉で選挙戦に臨んでいます。昨日の朝日新聞に掲載されていた各党のマニフェスト、選挙公約を眺めてみても、ホントに実現できるのかという内容も多々あり、よく見極めないといけないようです。選挙公約を比較しているサイトがあり、これは役立ちそう。
 多くの党で「原発」「経済」「社会保障」「外交」「教育」「震災復興」「TPP」といったテーマは公約に掲げられています。これらの課題は解決しなければいけないものなので公約に盛り込まれて当然です。しかし、ちょっと視点を変えて「文化芸術」について公約に盛り込んだ政党はあるのと見てみました。
 自民党では「文化が新たな国富を生み出す観点からも、既存施設の改修や人材の積極的育成など、世界に誇るべき『文化芸術立国』を目指します」とあります。この「文化芸術立国」という言葉は新しいものではなく、以前から文科省が掲げている考えです。また6月に行われた民主党の仕分け(行政自供レビュー)で根本的改善を求をめられた「クールジャパン」について自民党は「クールジャパン(コンテンツ・衣食住)の国際展開、日本が世界最先端のインフラ・システムの輸出やグローバル人材の育成、教育機関の国際化を進めます」と推進を表明しています。
 一方、民主党はどうでしょう。「スポーツ、文化、芸術を振興する」として「日本の伝統的な文化芸術を継承し、発展させるとともに、独創性のある新たな文化芸術の創造を振興する」とあります。こんなこと分かってるよ、といいたくなる内容のない一文です。
 そして「クールジャパン」については「国内外のイベント開催、クールジャパン番組の海外放送などにより、日本の映像、ファッション、伝統文化、食などの発信を高め、クールジャパン関連の市場規模を9.3兆円(2016年度)に拡大する」と推進するつもりです。根本的改善を求めたのに、方向転換ですか。これだから民主党はダメなんですね。
 これ以外の党では(ざっと公約を眺めただけですが)、文化芸術について触れたところはありません。この国での文化芸術が置かれた位置はこの程度ということなのでしょう。ちょっと寂しい現実です。

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2012/12/04

老朽化するインフラ

 中央高速・笹子トンネルの天井崩落は、想定していない事故でした。インフラの管理をする立場では想定外ということはあり得ないと言われていますが、トンネルの天井コンクリート板が落ちるとは、素人には驚く事実です。しかし、インフラがこのように突然崩壊することは予想されていました。道路、橋などのインフラの老朽化に伴う危険性はかねてから指摘されてきました。
 2007年にアメリカのミネアポリスで高速道路が崩壊し、9人の死者、100人以上が負傷した事故が起きました(ウキペディアによる)。それ以降、日本でもインフラ老朽化の問題が注目されてはいましたが、高速道路の天井までは考えられていなかったのでしょう。
 日経新聞では問題は高速道路のトンネルだけでなく、新幹線のトンネル、橋梁の老朽化もあると指摘しています。橋梁が整備されたのは、60年代半ばから90年代前半にかけてで、特に高度成長期に整備されたものは老朽化が進み、維持管理に膨大な費用がかかることが見込まれています。
 昨年出版された『朽ちるインフラ』(根本祐二著)の冒頭「崩壊のシナリオ」では最悪の事態のシミュレーションが恐ろしく描かれています。本書で根本祐二氏は、インフラの老朽化をデータをもって提示し、どのような対策を打つ必要があるのかを提案しています。日経の記事でも根本氏のコメントがあり、これによると、
「『道路、橋、上下水道、学校などの公共施設はどれも同じ問題を抱えている』と指摘。優先順位をつけずに公共施設をすべて更新すると、維持管理に年8兆円もの費用がかかると試算」
 と言います。年間の国家予算が90兆円ほどでインフラの維持管理に8兆円もさけるはずもありません。根本氏は「それだけ予算を増やすのは不可能。必要なものを選別するのが大事」とも言います。
 インフラの崩壊という恐ろしい事実が始まりました。国は早急に対策を進めなくてはいけません。


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2012/12/03

10キロマラソン@小山

 栃木県の小山で10キロマラソンを走ってきました。「第35回おやま思川マラソン」です。女房の実家がある街なので、昨年に続いての参加です。親子ラン、小学生学年別、中学生とそれぞれ学年別に競技が設定されている地元密着型のローカルなマラソン大会です。
 走ったのは10キロマラソン「高校・一般」の部です。先週の神戸マラソン以来、7キロほどを1回だけ走っただけなので、10キロさえ歩かないで走れるか不安。足もちょっと痛い・やめようかとも思ったのですが、女房の実家に泊めてもらえるので、意を決して走ってきました。
 50分くらいで走れれはいいとゆるい気持ちだったのでレース前の緊張感はゼロ。前日にはビールを飲み、当日朝も「ガーボローディング」とか言って、朝飯をたくさんいただいてしまいました。
 レースが始まると足の調子は予想外に悪くなく、キロ4分40秒くらいで走れます。「これは45分台でいけるか」なんて思った矢先、朝食を食べ過ぎたせいか、急に調子が悪くなってしまいました。なんか10キロ走りきるのがやっという情けない状態に(苦笑)。
 結果は46分4秒。エントリー377人中72位という成績。10キロながら、先月、足利で走ったハーフマラソンのペースをかろうじて上回るほどの成績ですが、フルマラソンの1週間後としては上出来と思い込むことにします(笑)。でも、ローカルなマラソン大会はのんびり走れていいですね。自分のペースでできるので快適です。これからすこしずつ練習を始めていこうと思います。

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2012/12/01

歴博への小さな旅

 シンポジウムに参加するため、歴史民俗博物館にいってきました。通称歴博、正式には国立歴史民俗博物館ですが、はじめての訪問です。私にとっては洛中洛外図の歴博甲本、歴博乙本を所蔵する博物館という程度の認識のミュージアムでした。
 うちからだと遠いのが、これまで行ったことがない最大の理由。最寄り駅は京成線の佐倉ですが、そこから15分以上歩きます。バスもありますが、博物館の前までいくのは1時間に2本程度です。JRの佐倉駅からもバスで行くことができますが、これは1時間に1,2本でそれも14時台までしかありません。
 シンポジウムの合間に企画展、常設展示を拝見しました。常設展示が広いです。時代に沿って第1展示室から第6展示室まで6つの展示室があります(第4展示室はリニューアルのため閉鎖中)。原始時代から現代に至るまで、資料、模型、映像などを使い歴史の変遷が展示されています。開館は1981年ですが、展示は古びた感じがないので最近リニューアルされたのでしょう。広大な展示スペースは、じっくり見ると半日はかかりそうです。
 これだけの立派な施設ですが、平日のため来館者は多くありません。小学生の団体が目立つくらいです。何故、国立でこれほど大規模な博物館が、こんな辺鄙な場所に作られたのか、という疑問が浮かびます。恐らく大人の事情があったのでしょう。でももったいないです。もっと便利なところにあったら、いろいろな利用が可能でしょう。
 佐倉へのちょっと小さな旅になりました。

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