赤字国債法案修正案の愚
つまらんことで、どうしてここまで揉めるのか分からないのが今の政治状況です。長らく引き延ばしにされていて、地方交付税の支払いが遅れるなど、影響が少なくなかった赤字国債法案が可決しそうです。しかし、いつの間にか修正案とかになっていて、途中経過を見ていなかったので、その内容にいささか驚きました。
修正案は
「来年度以降、2015年度まで予算案が成立すれば法案を通さなくても自動的に赤字国債を発行できる仕組みを設ける」(日経新聞)
という内容。「自動的に赤字国債を発行できる仕組み」とは、恐ろしいことを決めたものです。この国の国家予算が赤字国債を前提に編成されていることをあからさまに認めたことです。赤字国債がなければ日本の予算がまわらないのは今のところ当然の事実ですが、予算案と一体にしてしまうことは何たることでしょう。大阪市の橋下市長が
「特例公債(赤字国債)はあくまで特例で、予算と一体化したら好き放題予算が組めてしまう」
というのはもっともな正論です。
昨日、国会中継(衆院予算委員会)をちらっと見ましたが、建設的な討論は少ない。小沢さんのやっている党の議員は、いまだ消費税に反対して、消費税法案廃止の法案をだすと言ってました。もう決まったことになんでそこまでこだわるのか。もっと前向きな質問して欲しい。彼ら、議員の給料は税金です。
無駄な時間を費やさないで、経済、教育、外交など重要なことを進めて欲しいです。政治にはやはり、あまり期待しないほうが、体によさそうです。
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