マラソンのセット練習というもの
マラソンを完走し、さらには少しでもいいタイムで走りきるためにはいくつものトレーニング法があります。先人によって考案されたトレーニング法をいろいろ試行錯誤しながら実行しているのです。やっと秋の気配を感じるこの頃、トレーニングも少しずつ本格化せねばいけません。
ということで、先週からセット練習というものを始めています。耳慣れない練習方法ですが、先月号の『ランナーズ』に「土日セット練習」として掲載されていたもの。その内容は、練習時間がまとまってとれる週末に2日連続でまとまった量を走る練習をすることです。
あえて2日連続でハードな練習をする理由は何か。
「ランニングによって蓄積された疲労は1日休んだだけで完璧に回復するものではありません。つまり、2日目のトレーニングは疲労が抜け切れていない状態で行うことになりますが、そのような状態で走ることへの耐性をつけられます。”筋力””脂肪をエネルギーとして使う能力”が高まり、長い距離を走ることへの適性を促せるのです」(ランナーズ)
と、ちょっと自虐的なトレーニングです。
これ一般的な練習方法? と思っていたら、今朝の日経新聞の「マラソン挑戦の心得 」という特集でも触れられています。
「マラソンは30キロを通過してから、踏ん張れるかどうかで明暗が分かれる。わざと脚を重い状態にしてトレーニングをすると、この終盤の勝負時に粘れる」として練習メニューが紹介されています。
「1キロ=5分30秒ペースで20キロというスタミナ系の練習をした翌日に、1キロ=4分30秒×10本のインターバル走などのスピード系の練習をこなす」(註:インターバル10本は超ハードです)
このトレーニングの理由として
「こういう2日セットの練習をすることで、レースで“ボディーブロー”を打たれても倒れない力が養われる。フレッシュな状態でトレーニングするより効果的」
ということだそう。効果的なのはよくわかりました(笑)。
そして、この週末のセット練習内容は、1日目;フルマラソン想定ペースでハーフの距離を走るペース走。2日目:21キロのLSD、と2日でフルマラソンの距離を走るトレーニングというメニュー。かなりきつい練習です。特に昨日は暑かったので、長い距離を走るとばてばて。走り終えた午後は使いものにならない体になりました(笑)。
力はつくのでしょうが、毎週やるのはきついなあ。来週からちょっと量をへらそうかな。なんて悩みます。
マラソンのトレーニングは大変ですねえ(他人事)。
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