どうして地方交付税の支払い延期なのか
いよいよ国のお金がなくなってきたようです。昨日、NHKのニュースで報じられていましたが、4日、予定していた地方自治体に対する4兆円余りの地方交付税の支出を延期しました。ねじれ国会のおかげで、「赤字国債発行法案」が成立しないためです。
そもそも赤字国債発行法案というものがあることを、今回の国会のごたごたで初めて知りました。赤字国債の発行は、財政法上では認められていないため、年度ごと(1年限り)の特例法でしのいできたという事実。なぜ赤字国債が必要かということは置き、国家予算が赤字国債を発行しなければ成り立たないという事実。
赤字国債を増やしてしまったのはそもそも自民党の政権のときです。この事実の前に、なぜ自民党はこの法案の成立を拒むのでしょうか。このまま法案が通らなければ、国家の財政は破綻? 家計ならば、間違いなく破産申請か生活保護の申請ということになる事態です。
地方自治体も、突然のように「9月にあげると約束していたお金をしばらくあげない」と言われても困るでしょう。毎日jpには岐阜県の声が紹介されていて、「約420億円が入る予定だった県は『極めて異常なケース』と危機感を募らす。とりあえず一時借入金でしのぐという」とあります。県といえども借金すれば利子がかかります。そのお金どうするのでしょう。
国というより、民主党と自民党のこどものような喧嘩のために、地方自治体が借金して財政をやりくりするという異常な事態。ほんとひどい話です。
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