恐いもの見たさに買った本
フルマラソンの大会まで2ヶ月を切ったにもかかわらず、トレーニングは順調とはいかず、明るい状況ではありません。毎朝、走りにでようとするたび、「今日だけは足も重いし、休養日に」という誘惑の声がささやきます。今のままでは、フルを走れるか極めて不安。
そんな中、こんな本を買ってしまいました。『100キロマラソンは誰でも快走できる』(岩本能史著)。100キロマラソン、ウルトラマラソンとも言われる長距離を走るレースを走るための本です。著者の岩本能史氏はこれまで、『非常識マラソンメソッド』、『非常識マラソンマネジメント』を書いています。この2冊は非常識というだけあって、これまでのセオリーを踏襲しないトレーニングの方法を提案していて、参考になるところは多々あります。
岩本氏はウルトラマラソンにも取り組んでいて、246キロを走る(!)スパルタスロン(ギリシャ)では2003年6位に入るなど、超厳しいウルトラマラソンで上位に入る成績を残しています。
本書では初ウルトラマラソン者に向けて細かいアドバイスがいくつも掲載されています。その中でメインとなるのがトレーニングメニューですが、これがかなり凄い。岩本方式によれば、100キロマラソントレーニングの起点は大会の100日前で、その日あたりにフルマラソンの大会があるのがベスト。フルマラソン完走が100キロラマラソンの起点だからです。
初100キロ挑戦のランナー向けメニュー(14週メニュー)が紹介されていますが、これがかなりのもの。週末に40キロ、50キロのレースペースランがあります。また岩本氏の独自メニューとして、「日中すべてを路上で過ごす」というトレーニング。これは走っていなくても、立ち続けているか、歩き続けていることを要求されるトレーニング。この路上トレーニングを7時間するメニューがあります。大変かも。
100キロマラソンは完走タイムが(普通のランナーは)10時間以上です。朝5時にスタートすれば午後3時がゴールタイム。想像を絶します。恐いものを見たさに買った本ですが、かなりハードルが高い、というよりほとんど無理です、100キロマラソン。まずは今シーズン2つのフルマラソンを完走をすることを目標に頑張ります。100キロマラソンのことはしばらく忘れたほうがようさそう(苦笑)。
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