ベストなマラソンコースは
先週、エプソンのイベントで皇居ランを初体験しました。ランニングブームで皇居ランが混雑して、問題も起きているともききます。走る前はどんなランニングコースなのか興味もありました。コースは文字通り皇居の周りを走ります。距離は約5キロと言われています。公道、すなわち歩道を走ります。ランナー専用のコースではありません。
実際に走ってみると、確かに走るにはいい条件が備わっています。まず5キロのコースで信号がひとつもありません。これだけ長い都内の公道で信号にひっかからないのは珍しい。また、適度にアップダウンがあります。急坂というわけでもなく、なだらかな登り下りで、軽いトレーニングにはちょうどいいレベルです。そして1周5キロというキリのいい距離も使いやすいコースです。確かの人気が出るのは納得がいきます。
しかし路面に距離表示があるわけではありません。例えば1キロごとにラップタイムを確認しながらトレーニングする、ということは難しい。従ってビルドアップ、インターバルといった距離を区切って行うトレーニングはできません。岩本能史さんの『非常識マラソンメソッド』で紹介されている5キロごとにペースアップするビルドアップしかできません(岩本さんの主催するランニングチームは皇居ランでトレーニングしています)。おまけにとても混雑しています。
ランニングコースはどこにでもあります。私が週に4日は走っている駒沢公園のジョギングコースは、1周2.14キロ、100メートルごとの距離表示があり、ランナーにとっては親切なコースです。こんなコースなので、週末はランナーで大賑わいです。最近は人混みが嫌で、週末は走らないことにしています(笑)。
どうもランナーは特定のコースに集中するようです。一方、ランナーが少ないコースもあります。世田谷の砧公園はジョギングコースはありませんが、ランニングに適したコースがあります。1週1.75キロのサイクリングコースは、自転車専用でなく、ランナーが走っても迷惑をかけません。アップダウンもあってトレーニングには適しています。このコース以外にも公園内は道がたっぷりです。これだけの好条件な場所ながら、休日でもランナーは多くありません。
ランニングコースは自分で探すものです。みんなが走っているから、そこで走ろうというのは安易な発想。自分だけのトレーニングコースを発見するのが楽しいのではないでしょうか。
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