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2012/08/13

五輪に感じるマラソンの奥深さ

 オリンピックの男子マラソンは大方の予想を裏切り、ウガンダのキプロティクが優勝。優勝候補のケニア勢は2,3位にとどまりました。序盤でケニアのキプサングが仕掛けて先行したときは、このままゴールまで独走するのではと思いましたが、意外な結末でした。
 金メダルのキプロティクは今年2月の東京マラソンの招待選手で、藤原新選手と2秒差の3位でした。東京マラソンのサイトにあるベスト記録は2時間7分20秒と2時間3分台の記録を持つキプサングとはかなりの差がありました。今回の優勝タイムは2時間8分1秒と世界記録からは4分以上遅いタイム。気温の高さ(スタート時18度と中継で言っていました)とカーブが多い難コースのためでしょう。
 陸上のトラック競技と違ってマラソンは環境によって記録は左右されます。また2時間以上も競技をし続けなければいけないスポーツです。レースでの駆け引きも勝負を分ける要素です。単に記録だけでレースの質を評価できないところに、このスポーツの奥深さがあるように感じます。
 日本勢は期待していた藤原選手はちょっと残念な結果になりましたが、中本選手が6位入賞。3人の中でいちばん注目していなかったのですが(すみません)、淡々と自分のペースで走りきり、入賞は見事です。ケニア、アフリカ勢とは力の差がありますが、まだまだ日本のマラソンもやれると期待させてくれる結果。
 最終日に行われ、表彰式は閉会式の中で行われるマラソンは、やはりオリンピックの華。激戦を楽しみました。

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