ひときわ楽しいイッセー尾形一人芝居と休眠
毎年夏に恒例のイッセー尾形の一人芝居「イッセー尾形のこれからの生活2012in真夏のクエスト」が、昨日から始まりました。今回の公演は26日までの6日間、会場の原宿クエストホールは開演1時間前から大賑わいです。どうしてここまでバラエティに富んでいるのだろうと感心する客層。老いも若きも、様々な人たちが、ロビーでのフリードリンク、フリーフードを楽しみながら、談笑しています。ちょっと若い女性が多き気がします。
新しいネタを披露してくれる真夏の公演。今回も7つの芝居を演じてくれました。富山弁の床屋のオジサン、本を整理する書店の女店員、小心者のビジネスマン、そして(ファンにはお馴染みの)ひとみちゃんも登場し、とても楽しい芝居です。
驚いたのは、ネタとネタの合間、着替えをしたあとに、イッセー本人がどうしてネタが出来たのかという解説をしてくれたこと。「魚津にいったとき、このネタ思いついたんです」なんてことをしゃべるイッセーはとても珍しい。着替えのときはひたすら無口、というのがお決まりごとだったので、いつもと違います。
実はイッセー尾形はこの原宿クエストホールでの公演を最後に「休眠」に入ることを宣言しています。休眠というのは舞台を休むということらしく、全国をまわっていた公演をしばらく休むということです。いつまで休むかは明らかにされていません。イッセーの後援会員は専用サイトで公演を予約できるのですが、8月26日以降の公演はまったくありません。
この「休眠」、知ったのはつい先日です。先月明らかにされたらしいのですが、後援会からの便りも斜め読みだったためか、まってくキャッチしていませんでした。イッセー尾形は1992年から地方公演を始めています。金沢にいた90年代後半、初めてイッセーの芝居を観ました。それ以降、ちょっと間はあきましたが、仙台にいたころは3回観て、東京でも年3、4回は楽しんできました。
イッセー尾形も還暦を迎え、いろいろ考えるところがあったのかもしれません。舞台の休眠はちょっと寂しいですが、またいつの日か再開してくれることを楽しみに待つことにします。
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