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2012年8月

2012/08/31

村山知義の宇宙

 チケットをいただいたので、久しぶりに世田谷美術館へ。もうすぐ会期が終わってしまう「村山知義の宇宙」を拝見してきました。村山知義という名前は知っていましたが、創作活動についてはほとんど知りませんでした。画家という先入観があったのですが、それは一部の村山知義だったということが、展示をみていてわかりました。
 ウキペディアで村山知義の項目をみると「日本の小説家、画家、デザイナー、劇作家、演出家、舞台装置家、ダンサー、建築家」と書かれています。村山が踏み込んだ創作ジャンルは多様です。本展は多岐にわたる活動から「日本のダ・ヴィンチ」と称されていた村山の初の大回顧展とのことです。
 画家としての絵画、建築家としての仕事(写真、図面)、デザイナーとしての本の装丁、舞台美術家としての仕事、映画監督としての作品、児童書のイラスト、そして舞踏家としても活動。会場にはこれらの仕事がところ狭しと展示されています。どれもが同じ村山知義から生み出されたとはちょっと信じられないほど様々な表現形式です。ものすごくパワフルな人だったのでしょう。
 村山が生きた1901~1977年(明治34年~昭和46年)という時代は、文化にも力があったということも感じます。丹念に集められた作品や資料で構成されている展示は、予備知識なしにみてしまうともったいない内容です。少しだけでも勉強していけばよかったなと思いました。日本にもこんなマルチな才能を持った人がいた、ということを知った貴重な企画展でした。
 

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2012/08/30

ランニングパンツを探しています

 ランニングはお金があまりかからないスポーツとも言われます。必要なものはシューズとウエアがあれば充分。テニスコート、プールのような場所代もかかりません。確かに安上がりなスポーツで、気軽に始められるのがブームの一因かもしれません。
 シューズはある程度選ぶ必要がありますが、ウエアはこだわることはありません。しかし、街で走っている人たちを見ると、ウエアにも気を遣っているようです。これに対し、私の場合ほとんど気にかけていません。シャツはマラソン大会でもらったTシャツです。もう百回以上洗濯してよれよれになったものをいまだ着ています。
 でもパンツは、ランニング用のものです。かなり前に買ったものですが、何着かを使い続けています。しかし週6日走っているのでそう長くはもちません。そろそろ新しいものを仕入れようと、渋谷のランニング専門店アートスポーツにいってみました。そこで店員さんと話していて、あることを知らされました。
 探しているランニングパンツの機能的条件があります。ひとつはインナー付き。二つ目にコインポケットが付いていること。三つ目にバックポケットがあること。いま使っているパンツと同じ仕様ですが、これを満たすものがないことが発覚。ちょっとショックです。
 ランニング中にドリンクを買うための小銭をいれるポケットとジョギング対応のタニタの活動量計(進化した万歩計)を入れるポケットは別々に欲しい(小銭とその他ものを一緒に入れたくない)。それにインナー無しはパンツ一枚でのトレーニングにはちょっと困ります。
 アートスポーツの店員さんによれば、最近はタイツをはくことが主流なので、インナー無しのランニングパンツが多いのだそうです。昔はタイツの上にランパンなはく習慣なんかなかったです。明らかにランニングファッションが変わっているのがわかりました。
 ファッションの流行もそうですが、ランニングパンツの仕様が変わったのは、コスト面もあるのではないかと推測します。いま使っているパンツといま店頭に並んでいるパンツを比べると、明らかに質が落ちているのがわかります。コストを削っているということです。
 ランニングパンツ探しで困るとは思ってもいませんでした。対応の仕方を考えなければいけないようです。ランナーの皆さんは困っていないのでしょうか。

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2012/08/29

みなとみらいチケットはお得なんだが・・・・・・

 昨日、みなとみらい方面に出掛けました。うちから「みなとみらい」駅とか「元町・中華街」駅にいくには、最寄り駅の自由が丘から東横線からみなとみらい線でいきます。線は違っていても横浜で東横線と繋がっている実質一体となったのがみなとみらい線。
 このみなとみらい線の運賃がとても高い。例えば自由が丘からみなとみらいまで特急だと24分なんですが、運賃は420円。その手前の横浜だと240円なのに、そこから2駅乗っただけで、180円もかかる。電車を乗り換えるわけでもないのに、ちょっと納得がいかない料金体系です。
 鉄道会社のさすがに高いという後ろめたさがあるのか、「みなとみらいチケット」というのが発売されています。例えば自由が丘から乗車のチケットを830円で買うと、みなとみらい線内が乗り放題になります。乗り放題区間には横浜駅も含まれ、なかなかお得。そもそも単にチケットを買って、「自由が丘-みなとみらい」を往復すれば、840円かかりますから、これだけでも「みなとみらいチケット」のほうが10円安いわけ。
 このチケットを知らないでまともに正規料金でみなとみらい、中華街方面に出掛けている人も少なくないでしょうね。みなとみらい線だけでなく、東急線からだとりんかい線への「東急お台場パス」というのもあって、これも単にりんかい線の駅への往復より安い料金設定のチケットです。
 suica、pasumoの定着で電車の運賃がいくらかかっているかという意識が薄くなってますね。ちょっと調べてみると、お得なチケットがあったりするので、チェックしてみたほうがいいかも。

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2012/08/28

シャープの危機

 シャープの経営が厳しい状況になっています。今週号の週刊ダイヤモンドには「抜本的な治療をしなければ、シャープの余命はあと1年」とも表現されています。消費者の視線だと、つい先頃まで元気があるように感じます。吉永小百合をCMに起用して、液晶を大々的貴に販売していたのが印象にまだ残っています。
 記事によれば確かにシャープの財務状況は危機的です。2013年3月期第1四半期の自己資本比率は18.7%と、に年前に比べ20ポイント近く目減り。このままだと、今年度末には債務超過になる可能性が指摘されています。また2012年3月期のキャッシュフロー計算書をみると、営業キャッシュフローがマイナスで、これが続くと事業継続が難しくなります。
 シャープの製品はいくつか愛用してきました。もう15年ほど前ですが、携帯情報ツール「ザウルス」を使っていました。まだ携帯電話も十分普及していない頃で、ほんとに面白く、刺激的な機器でした。手書きでの文字入力もちゃんと使えて、手帳がわりに活用して、遊んでいました。
 またウォーターオーブンの「ヘルシオ」は現役で使っています。水蒸気をさらに加熱し、100℃以上の高温状態にした「過熱水蒸気」で調理するという発想は独創的なものでした。
 しかし、一昨年買った電子書籍端末の「ガラパゴス」はひどいものでした。なにせハードウエアの完成度が低く、ほとんど使用しないまま、眠っています。画面のスクロールスピードとか、対応走度とかがあまりに遅く、使っていてストレスが溜まる代物です。書籍コンテンツも充実とはほど遠く、お蔵入りになってしまいました。この頃から既にシャープは病んでいたのかもしれません。
 シャープの過ちはいくつもあるのでしょうが、ガラパゴスに見られるように、商品の質がかつてと比べて劣化していることも大きな原因だと感じます。コンシューマー向けの製品を作るメーカーは、質の悪い商品を作るようになったら、市場から退場させられます。シャープはどこかで製品作りをおろそかにしてきたのかもしれません。

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2012/08/27

キンドルがなかなか登場しない理由

 確か9月には日本で発売されそうという報道されていたアマゾンのキンドルですが、なかなか出てきません。アマゾンにサイトに「Kindleの販売開始をEメールでお知らせします。」とあり登録したのですが、便りはいまだきません。
 今日の日経新聞に<キンドル「近日発売」2カ月、権利調整が壁 >という記事があります。アマゾン自体は発売が遅れていることについてコメントしていませんが、記事には「出版業界では『日本語の本の品ぞろえに手間取っているのではないか』との見方が大勢だ」と書かれています。キンドルを今月発売したインドでは約120万点のコンテンツをそろえて、本国米国では約150万点を販売しています。
 それに対して日本では電子書籍のコンテンツは約20万点。コボを発売した楽天は26日時点でまだ3万点しかありません。大型書店にある紙の本が80万冊といいますから、現状電子書籍の点数はかなり少ないです。
 またアマゾンが出版社との交渉で難航している理由として、契約の問題があると記事では指摘しています。電子書籍の「送信可能化権」を「出版社がアマゾンに許諾する」という内容ですが、この権利米国では著者が出版社に権利を譲渡し、出版社がまとめて所有するのに対し、日本では著者が所有。これでは交渉に
手間がかかるのは当然です。
 もうひとつアマゾンが提示する、著者との配信契約が終了した後もデータ自体はアマゾン側に残したままにするという「存続規定」も日本の電子書籍の慣例から外れていて、これも障害になっているようです。
 記事を読むと、キンドルの発売も気になりますが、そもそも日本で電子書籍が発展するのか大いに疑問になってきます。かなり厳しい状況です。日本という国の独自性を示している典型的な例といってもよさそうです。

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2012/08/26

サッポロビールとfacebook

 昨日、ある宅配便が届きました。何だろうと見てみると、差出人は「エビスビール キャンペーン事務局」となっていて<facebook キャンペーン当選賞品>とあります。箱を開けてみると、エビスビール2本と恵比寿様が描かれた風呂敷が入ってます。

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 そういえば、ちょっと前にfacebookでキャンペーンの申し込みをしたような・・・・・・、なにせ惚けてますからほとんど忘れてます。ネットで検索してみたら、facebookでのサッポロビールの「おもてなしキャンペーン」ですね。YEBISU特製風呂敷+エビスビールが抽選で300名に当たるというものです。風呂敷はfacebookサイトによれば
「知る人ぞ知る特製風呂敷は、過去に5回ほど数量限定で発売していたYEBISU特製駅弁「ヱビス亭」で駅弁を包む風呂敷として使用されていました。京都の老舗風呂敷ブランドむす美とのコラボレーションで制作され、その都度の駅弁のテーマに合わせた配色で展開されていました」
 という逸品(?)。
 まあ、300名も当たるのだから、その確率はどれほどなんでしょう。facebookですから、意外と狙い目だったかも。
 先日、日経新聞に「サッポロビール、フェイスブックで「いいね!」10倍のなぜ 」という記事が載っていました。サッポロビールが運営するfacebookページ「北海道Likers(ライカーズ)」が4月6日に開始後、約3カ月間で10万の「いいね!」を達成。これは目標の10倍ととのことで、人気を集めているわけをレポートした記事です。サッポロビールがうまくソーシャルメディアを使って情報発信していることがわかります。
 消費者との関係を作っていくことは企業にとって最重要なことで、この点でサッポロビールはうまくやっているように感じます。課題は商品の販売にどうつなげていくか、いうことでしょう。サッポロファンとしては、サッポロビールのシェアが上がることを祈っております。

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2012/08/25

心の届かぬラブレター

 エルヴィス・プレスリーのヒット曲に「Return to Sender」という曲があります。邦題は「心の届かぬラブレター」。エルヴィス主演の映画「ガール!ガール!ガール!」の挿入歌です。
 歌詞の内容は喧嘩別れした恋人にお詫びの手紙を出しますが、彼女が「住所が不明です、該当する番地なし、該当する地域なし」と書いて、送り主に返送(return to sender)してきます。何度送っても彼女は返送してきます。ついに特別郵便(歌詞ではspecial D. と表現)で送りますが、またまた返送されます。(歌詞はここをみてください
 韓国に野田首相が送った親書が郵便で送り返されてきた一件をみて、この「心の届かぬラブレター」を思い出しました。男と女のたわいもない喧嘩をコミカルに歌った曲ですが、韓国の対応もそのレベルです。日本側は再度親書を送らない方針ですが、もし再度送ったら韓国はまたまた返送してくるんでしょうね。Return to Senderって書いて(笑)。
 それにしても竹島、尖閣列島と領土問題がここにきて顕在化し、同じレベルで論じられませんが北方領土問題も見過ごせない事態です。民主党政権になってからどうも外交は弱体化しているように見えるのですが、勘違いでしょうか。民間人からの登用ということで、鳴り物入りで就任した丹羽中国大使も2年ほどで交代とのこと。民主党の外交は少し問題がありそうです。

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2012/08/24

イッセー尾形公演でのマッサージ

 イッセー尾形の休眠前の公演もあと3日です。会場の原宿クエストホールは賑わっていることでしょう。原宿クエストホールでイッセーは年4回は公演をやっている専用劇場みたいなところです。そのため他の劇場ではない開演前の振る舞い(フリードリンク、フリーフード)が定番ですが、その他にもサービスがあります。マッサージのサービスです。
 開演前、終演後、会場内に作られたブースでマッサージをしてくれます。人数限定で、当然ながらいつもすぐに整理券がなくなってしまう人気です。このマッサージをしてくれているのが、自由が丘マッサージというお店の人たちです。実はこのマッサージ屋さんにかなり前からの常連です。イッセー公演のマッサージサービスはずっと前からやっているはずですが、最近になってブースに「自由が丘マッサージ」のチラシが置かれるようになり、わかりました。
 会社員の頃はいつも肩こり、首の凝りでマッサージによくいっていたのですが、最近は肩こりもあまりなく、むしろランニングによる足の張りをほぐしてもらうために、マッサージを受けます。
 先日、久しぶりにマッサージにいって、イッセー尾形のことをマッサージ師の方と話してみたところ、イッセーの事務所(森田オフィス)が近いので、以前から出張でいっているとのことです。そういえば、森田オフィスは世田谷区の野毛なので確かに近いです。
 イッセー公演が休眠になると、マッサージサービスがあるユニークな芝居もしばらくお休みですね。一回くらいはサービスしてもらえばよかったなと思ってます。


自由が丘マッサージ

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2012/08/23

マラソン大会のわかりにくさ

 今シーズンのマラソン大会は神戸、東京と2つのビッグなフルマラソンへの参加が想定外に決まり、マラソン大会難民はとりあえず回避されました。さて、その2つのフルに備えて10キロ、ハーフのマラソン大会を走ろうと大会を物色(?)しています。
 特に12月、来年の1月に10キロ~ハーフの大会に出たいので、いつも使っているRUNNETで検索してみると、関東圏でいくつもヒットします。自治体で主催しているローカルマラソンが多いのですが、困るのは大会の内容がよくわからないところが少なくないこと。ローカルなマラソン大会としては歴史があるものが少なくないのですが、ホームページはほとんどなく、自治体のサイトをみても何処に詳細があるのかわからないことが多いです。
 参加する者としては、スタート(ゴール)地点の場所とアクセスの方法。自治体マラソンは地元の運動公園とか体育館がスタートのことが多いですが、電車の駅からは歩ける距離でないことが多い。親切な大会は送迎バスの用意がありますが、その有無も知りたい事項です。そしてスタート時間、受付時間。スタート時間が早いと東京あたりから行きづらい。スタート時間はそんなに早くなくても、受付時間が早いところもあります。できれば距離表示(1キロごとか5キロごとか)もあると嬉しいです。
 もろもろの情報がわからないローカルマラソン大会が意外と多いのです。マラソンブームで有名になった一部のローカルマラソン大会は瞬時に定員になってしまう(例えば白井梨マラソンとか)一方で、期限まで定員にならないマラソン大会も沢山あるのも事実。マラソン大会のしっかりとした情報サイトがあればいいのですが、いまのところは見当たりません。まあ、考えてみれば目当ての大会があれば直接電話で聞けば済むことです。ネットに頼りすぎもいけないのかもしれません。

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2012/08/22

ひときわ楽しいイッセー尾形一人芝居と休眠

 毎年夏に恒例のイッセー尾形の一人芝居「イッセー尾形のこれからの生活2012in真夏のクエスト」が、昨日から始まりました。今回の公演は26日までの6日間、会場の原宿クエストホールは開演1時間前から大賑わいです。どうしてここまでバラエティに富んでいるのだろうと感心する客層。老いも若きも、様々な人たちが、ロビーでのフリードリンク、フリーフードを楽しみながら、談笑しています。ちょっと若い女性が多き気がします。
 新しいネタを披露してくれる真夏の公演。今回も7つの芝居を演じてくれました。富山弁の床屋のオジサン、本を整理する書店の女店員、小心者のビジネスマン、そして(ファンにはお馴染みの)ひとみちゃんも登場し、とても楽しい芝居です。
 驚いたのは、ネタとネタの合間、着替えをしたあとに、イッセー本人がどうしてネタが出来たのかという解説をしてくれたこと。「魚津にいったとき、このネタ思いついたんです」なんてことをしゃべるイッセーはとても珍しい。着替えのときはひたすら無口、というのがお決まりごとだったので、いつもと違います。
 実はイッセー尾形はこの原宿クエストホールでの公演を最後に「休眠」に入ることを宣言しています。休眠というのは舞台を休むということらしく、全国をまわっていた公演をしばらく休むということです。いつまで休むかは明らかにされていません。イッセーの後援会員は専用サイトで公演を予約できるのですが、8月26日以降の公演はまったくありません。
 この「休眠」、知ったのはつい先日です。先月明らかにされたらしいのですが、後援会からの便りも斜め読みだったためか、まってくキャッチしていませんでした。イッセー尾形は1992年から地方公演を始めています。金沢にいた90年代後半、初めてイッセーの芝居を観ました。それ以降、ちょっと間はあきましたが、仙台にいたころは3回観て、東京でも年3、4回は楽しんできました。
 イッセー尾形も還暦を迎え、いろいろ考えるところがあったのかもしれません。舞台の休眠はちょっと寂しいですが、またいつの日か再開してくれることを楽しみに待つことにします。

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2012/08/21

物足りないCasa BRUTUSの美術館特集

 恒例のCasa BRUTUSの美術館特集号「いま一番行きたい美術館はどこだ!?」をいささか期待して読んでみたのですが、いまいちです。冒頭の草間彌生のニューヨーク・ホイットニー美術館からのレポートは面白いのですが、ルイヴィトンの広告がらみなのが気になります。
 それに続くのは「越後妻有アートトリエンナーレ2012」(前回からもう3年も経ったんですね、早い)です。ちょうど開催中ですから紹介しなくてはいけないのでしょうが、その魅力は誌面では伝わりにくいです。
 日本の新しいミュージアムは伊藤豊雄建築ミュージアム(設計・伊藤豊雄)、軽井沢千住博美術館(設計・西沢立衛)、鈴木大拙館(設計・谷口吉生)の3つが紹介されていますが、これは行ってみたいと思いました。特に鈴木大拙館は魅力的です。
 Casa BRUTUSのミュージアム特集で毎回注目されるのが、世界の最新ミュージアム案内です。今号でもいくつも魅力的な美術館が取り上げられていますが、これどんな基準で選んでいるのでしょう。例えば昨年11月にオープンしたCrystal Bridges museum of American art(ミュージアムの画像はここに)があるかなと楽しみにしていたのですが、載ってませんでした。
 また今、東京都現代美術館で開催中の「特撮博物館」を15ページものページを割いて記事にしています。ミュージアム特集にはなんかそぐわない感じ。また「ニッポンの美術館を巡る5つの旅」というおきまりの企画もあり、相変わらず金沢とか取り上げています。
 Casa BRUTUSのミュージアム特集は人気があるのか。いつもより高い980円は、私にとってそれだけの価値を見いだせませんでした。

Casa_brutus

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2012/08/20

Nike+ Sportswatch GPSの使い心地

 暑さにめげそうになりながら、週6日のジョギングをなんとか続けています。今月は180キロを超え、まずまずのペースです。ちょっと前に衝動買いしたNike+ Sportswatch GPSですが、2週間ちょっと使いました。使用感はいまのところ快適です。
 昔、カシオのGPSがほとんど使い物にならなかったというトラウマからか、GPS精度をかなり心配していたのですが、ほとんど問題ありません。ウオッチでGPS計測を始めるモードにするとしばらくGPSのサーチして、完了するまで30秒もかからないので、待たされるという感じはありません。
 GPS ウォッチを使う理由は走った距離の計測ですが、実際の計測精度はどの程度でしょう。いつも走っている駒沢公園のジョギングコースでチェックしてみました。このコースは公式に発表されているのは1週2140メートル。GPSウォッチで何回も走った結果、平均的には2100メートルと40メートルくらい少ない表示です。ジョギングコースは幅が2メートルほどあるのですが、内側より、外側よりと走るポジションを変えても、距離はほとんど変わらないみたいです。
 また、一般道を走って、マピオンのキョリ測で計測した値と比べると、ほとんどがウォッチ計測のほうが短いです。10キロ走ると400メートルくらい短い感じです。GPSの方が長いことはいまのところありません。
 走ったあとは、パソコンにインストールしたソフトを使って、USB接続でNikeのサイトにデータをアップロードします。ベルトのところを開けると、USB用端子があり、そのままパソコンに接続です。

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Nike_gps_2

 Nike+というサイトで個人データが管理され、走ったデータ(距離、時間、ペース、消費カロリーなど)が管理されます。ロードを走ってきて、翌日くらいに「どこ走ったかな?」といった惚けには年利です(笑)。
 今のところ、暑さからほとんど駒沢公園を走っていますが、涼しくなったらロードでて走れば、GPSはより一層効用があるでしょう。テクノロジーは使ってみるものだと改めて思います。使い始めると、手放せなくなりそうです。

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2012/08/19

桃井かおりとイッセー尾形の2人芝居

 8月も盆を過ぎ、イッセー尾形一人芝居の季節になりました。毎年恒例の新ネタ公演は来週から始まりますが、今年はその前に桃井かおりとの二人芝居というスペシャルな公演があります。3日間、わずか4回だけの公演、初日に拝見してきました。
 イッセー尾形の二人芝居と言えば、小松政夫、米倉斉加年、篠原ともえとの共演を見ましたが、桃井かおりとの芝居は初めて。これまでの二人芝居はイッセー尾形が共演者のこれまでみせてこなかった本質的な魅力を引き出し、それにイッセーがいつもとはちょっと逸脱した演技で絡み合う、といった展開が面白さのひとつでした。
 しかし、桃井かおりは達者な演技によってイッセーと芝居を繰り広げます。自分のペースで演技をしていますが、それが上手い。長らく女優として映画で主役を演じてきたすごさを、その演技で示しています。そもそも、舞台での桃井おりは初めてみました(ウキペディアによれば、イッセーとの共演以外、ほとんど舞台には出ていません)。おまけにちょっと披露してくれる歌も素人レベルではありません。
 会場でもらったパンフには森田清子さんの文章があり、ここに桃井かおりとの二人芝居の思い出があり、面白い。桃井かおりとイッセー尾形の初共演は、1990年。まだイッセーが渋谷ジャンジャンで公演をしていたころです。マネージャーをしていた森田清子さんが桃井かおりに手紙で二人芝居をお願いしたそうです。それに対して桃井かおりから「はい、いたします」と電話。森田さんは
「六畳一間と一畳の台所の生活、半畳の玄関にある黒電話で桃井かおりさんの生声を聞いた森田オフィスを想像ください」
 と回想しています。
 イッセー尾形、桃井かおりそれぞれの新しい面をみせていただいた素敵な二人芝居でした。

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2012/08/18

東京マラソン当選の意外

 昨日、東京マラソンの当選通知がきました。2013年2月の東京マラソンです。今月1日からエントリーが開始され、まだ締め切っていないのに、と思われる方もいると思います。東京マラソンを運営する東京マラソン財団の公式クラブONE TOKYOのプレミアムメンバーに入っていて、メンバー対象の先行エントリーの抽選に当たったのです。
 ONE TOKYOのプレミアムメンバーになると、いくつかの特典があります。財団のオフィシャルイベントやクリニック優先参加できたりしますが、いちばん価値があるのは東京マラソンの抽選のチャンスが3回あるということ。東京マラソンは一般受付では本抽選だけ(2次抽選はなし)ですから、3回というのは魅力的と思い、年会費4200円も払って入会してありました。
 先行エントリーは先月に受付されていて、これも抽選。財団からのメールでは、
<先行エントリーの申込総数は、24,472人に達しました。(定員3,000人、約8.2倍)>
 と狭き門になっていて、ほとんど期待していませんでした。しかし、あっけなく当選。
 今年に引き続き東京マラソンを走ることになりました。フルマラソンとしては11月に神戸マラソンを走る予定にしていたので、来年の2月には青梅マラソンを走ろうかなと思っていました。今シーズンは2回、フルマラソンを走ることになりそうです。まだ盛夏のこの時期、真冬のマラソンなどイメージしにくいのですが、少しは計画を立てて練習をしたほうがよさそうです。

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2012/08/17

エルヴィス、35年目の夏

 昨日はエルヴィス・プレスリーの35年目の命日でした。もう35年前です。第一報が入ってきたのは時差のため、8月17日の朝だったため、命日といえば8月17日というイメージがいまだあります。確か冷夏で、とても涼しい夏でした。
日本では命日といっても興味を持つのは限られた人達ですが、本国アメリカでは故郷メンフィスでELVIS WEEKなるイベントが毎年行われていて、今年も35th anniversary と銘打ち盛大に開催されているようです。また久しぶりにオンラインのshopelvis(エルヴィスグッズ販売店)を覗いてみたら、いろんなものがあります。買うならこれかな
 ここ数日はジョギング用のウォークマンで聴く曲をすべてエルヴィスに入れ替えて、じぶんelvis weekにしています。いろいろなCDがありますが、やはりいちばんは、高1のとき、最初に買ったこのアルバム「エルヴィス・イン・ハワイ」。もう何百回きいたことか。いまだ飽きないのが不思議。このアルバム既に絶版のようで、アマゾンでも新品は買えません。1973年、ハワイでのライブ盤です。うちのどこかに4チャンネルのレコードもあるはず。
 35年という月日の経過を振り返る8月16日。時の過ぎゆく早さを感じます。

Elvis_in_hawaii


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2012/08/16

LED電球の不具合とメーカーの対応

 世の中は省電力と長寿命のLED電球が広がりつつありますが、我が家ではまだ白熱電球が主流です。経産省が先日、今年度での白熱電球の生産中止する要請を出し、これを受けパナソニックは10月末で生産終了を発表しています。うちは調光の照明がいくつかあり、LED電球は調光対応のラインアップが各メーカーまだ少ないため、置き換えが進みません。
 特に明るいタイプの電球が少ないです。しかし少ないラインアップながらシャープが明るいものを出していて、1年ほど前にダイニングのペンダント型ライトで入れ替えました。
 そのLED電球のドーム部が落ちてきました。そのとき、ダイニングテーブルで本を読んでいたのですが、落下してきたとき、最初は何が起きたのかわかりませんでした。LED電球のドームはプラスティック製なんですね。ガラスだと粉々になっていたでしょう。
 ネットで調べると、カカクコムに同じ事例が2件報告されていたので、個体の不良ではなさそうです。ドームを付けている接着剤が不良で、完全に固定しきれないようです。
 早速、シャープにウエブサイトからメールをしたら、2時間ほどで電話がかかってきました。いくつか状況をきかれ、「3個買ったうちの1個」ということを伝えると、3個の代替品を送るので不良品と交換して返送して欲しいとのこと。了承したら、翌日には宅急便で品物が届きました。対応は迅速です。
 不良が起きたときには、その後の対応が重要と言われます。しかし、現実には十分な対応をしないことも少なくありません。その点ではシャープの対応は問題がないと思います。最近、業績がよろしくなく、株価も下がっている(昨日は24円安!)シャープですが、トラブル対応はしっかりしています。今は厳しいでうすが、なんとか頑張って欲しいと思います。
 
Led


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戦争と小林信彦・東京少年

 本棚にずっと置いてあった小林信彦の小説『東京少年』をやっと読み終えました。奥付をみると2005年10月になっているので、もう7年も前に出された本です。太平洋戦争の最中、東京都日本橋にある老舗の跡取り息子である主人公は国民学校の6年生。
 小説は彼が山奥へ学童疎開することから始まります。そこでの辛く寂しい体験。その最中、戦争が激しくなり大空襲による実家の消失。更に雪国への再疎開での再度の苦しい体験。そして終戦。敗戦前後に少年期を過ごした小林信彦のいわば「戦争小説」です。
 小林信彦が後書きで「自伝的小説ではあるが、自伝ではない」と書いています。自伝ではないことで、より一層少年から見た戦争の姿が生々しく描写されています。上手く表現できませんが、戦争というのはとんでもないことであったということを改めて感じました。
 
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2012/08/14

ドビュッシー分からないでも、大丈夫

 久しぶりに京橋のブリヂストン美術館にいき、「ドビュッシー、音楽と美術」をみてきました。今年はコレクションを使った展覧会が続いていましたが、本展はいつものブリヂストン美術館の企画展とは違います。ブリヂストン美術館開館60周年記念の企画展で、オルセー美術館とオランジェリー美術館共同企画。
 しかし、ドビュッシーのことをまったくわからない私です。企画展の主旨もよく理解していません。そもそもそんな状態で美術館を訪れたのは、ポスターになっていたこの絵のせいです。

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 ルノワールの「ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール」です。いいですね、ルノワールは。
 本展はクロード・ドビュッシーが活躍した19世紀末から20世紀初頭の美術をテーマにし構成されています。展示されている作品はオルセー美術館とオランジェリー美術館からの作品に国内のミュージアムからも作品が集められ、ここにブリヂストン美術館の作品も加えられています。主たる作品は印象派、象徴派ですが、ジャポニズムをテーマに北斎の浮世絵もあります。
 それほど広くないブリヂストン美術館のスペースに集められた157点もの作品が展示され、いつもの展示とは違った
スペースを作りあげています。訪れたのは平日でしたが、おばさま達で大賑わいでした。さすがにこれだけの作品があると、美術ファンは見逃さないようです。
 ドビュッシーのことに詳しければよかったのですが、そうでなくても楽しめる贅沢な企画展です。印象派のお好きな方はぜひどうぞ。

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2012/08/13

五輪に感じるマラソンの奥深さ

 オリンピックの男子マラソンは大方の予想を裏切り、ウガンダのキプロティクが優勝。優勝候補のケニア勢は2,3位にとどまりました。序盤でケニアのキプサングが仕掛けて先行したときは、このままゴールまで独走するのではと思いましたが、意外な結末でした。
 金メダルのキプロティクは今年2月の東京マラソンの招待選手で、藤原新選手と2秒差の3位でした。東京マラソンのサイトにあるベスト記録は2時間7分20秒と2時間3分台の記録を持つキプサングとはかなりの差がありました。今回の優勝タイムは2時間8分1秒と世界記録からは4分以上遅いタイム。気温の高さ(スタート時18度と中継で言っていました)とカーブが多い難コースのためでしょう。
 陸上のトラック競技と違ってマラソンは環境によって記録は左右されます。また2時間以上も競技をし続けなければいけないスポーツです。レースでの駆け引きも勝負を分ける要素です。単に記録だけでレースの質を評価できないところに、このスポーツの奥深さがあるように感じます。
 日本勢は期待していた藤原選手はちょっと残念な結果になりましたが、中本選手が6位入賞。3人の中でいちばん注目していなかったのですが(すみません)、淡々と自分のペースで走りきり、入賞は見事です。ケニア、アフリカ勢とは力の差がありますが、まだまだ日本のマラソンもやれると期待させてくれる結果。
 最終日に行われ、表彰式は閉会式の中で行われるマラソンは、やはりオリンピックの華。激戦を楽しみました。

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2012/08/12

そろそろ新しいシューズを

 ランニングシューズの底をみると、いつの間にか減っています。シューズを使い始めたときに写真を撮ってあったので、いまの状態と比べると、ソールが減っているのは明らか。

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 ランニングシューズのソールはこんな減り方するんだな、といまさら感心したりします。
 どれくらい走ったか記録をチェックしてみると、すでに820キロを超えています。まだ3ヶ月も使っていないのに、この距離。こんなに走ったのか自分のことながら驚きます。
 トレーニング用のランニングシューズは走行距離800キロを超えると、替え時ともききます。新しいシューズを買わねばいけなですね。ランニングシューズは安くないので、痛い。
 今日の夜はオリンピックの男子マラソン。トップランナーは1ヶ月1000キロ近くも走る人もいるとか。シューズ1ヶ月もたないわけです。
 ランニングは意外とお金がかかります。
 

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2012/08/11

消費税増税へ

 8月10日は後世、たとえば20年後の時代からみると歴史に残る日になるのでしょうか。昨日、消費増税法が参院で可決、消費税の増税が決まりました。10パーセントに増税した場合、試算では現在より約13兆5千億円増える見込みとのことで、確かに税収面での効果は大きいです。
 ただ1000兆円にも達する国の借金を返していくには、毎年13兆円ほどのプラスでは何年かかるのか。計算するだけで気が遠くなります。野田首相は「増収分はすべて社会保障として国民に還元される」と言っています。それはまっとうな答えではありますが、例えば給料がほんの少し増えたので、借金の利子を払うようなものではないでしょうか。
 必要なのは年収をもっと多くすることです。つまり経済成長をさせる政策をしっかりと行うことではないでしょうか(経済成長が必要ではない、という議論もあるでしょうが)。国が先日発表した「日本再生戦略」ももうひとつぴんときません。「近いうち」に行われる選挙で政権が変われば、この日本再生戦略も継続されるか疑問ですし。
 そう考えると、国、政府に大きな期待をするのはやめたほうがよさそうです。20年後、国の財政が破綻しているか否か。どちらになるか。その意味で、8月11日は記念となる日になりそうです。
 

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2012/08/10

ビール価格の不思議

 酒飲みしか関心のないことですが、ビールの価格は店によってかなり違います。コンビニだと350mlのビールが215円くらいなのに、イオン系のまいばすけっとだと180円。35円の差です。ちょっと前に報道されたことですが、スーパーのイオンに原価割れでビールが納入されていた事実は、この業界の仕組みを示しています。
「公正取引委員会が独占禁止法違反(不当廉売)の疑いで、食品卸大手の三菱食品、伊藤忠食品、日本酒類販売の3社にビールの不当廉売をやめるように警告した」(8/7 日経新聞)
 この3社はメーカーからの仕入れ値に物流費を加えた原価を下回る価格でイオンに納入したと疑われています。だからまいばすけっとではあんな安い価格で売っているんだなと思いました。原価割れまでしてどうして納入できるのか。
 日経の記事には350mlビールの価格構造が紹介されています。
「小売価格200円のうち、4割近い77円は酒税が占める。業界関係者によると、原材料費は40円程度。メーカーはこれに人件費や物流費、広告宣伝費など50円と、自社の利益14円程度を乗せて卸に出荷する」
 計算するとビールメーカーの出荷金額は181円。これでは180円では売れません。だが卸はメーカーから複数のリベート(販売奨励金)を受け取っていて、これを算入して安い金額で納入しているようです。
 イオンの一件では、卸の要請した値上げにイオンは「消費者に説明できない」と拒否しています。うちのそばにはイオンないのが残念(笑)。ビール好きには興味深い話題です

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2012/08/09

エプソンがGPSランニングウオッチに参入

 国内メーカーでGPS機能のついたランニングウオッチを出しているところはないことを嘆いていましたが、エプソンがいよいよ参入です。セイコーエプソンがリスト型GPS機能付きランニング機器『WristableGPS』を発売することを発表しました。
 商品のラインアップは3つ。10気圧防水と高い防水性を備えたほか、心拍トレーニングや有酸素運動に役立つ心拍数計測(ハートレートセンサー)に標準対応する『SS-700S』(エプソンダイレクトショップ価格:3万4800円)、フルマラソンへの参加などアスリート志向のランナー向けとして、薄型・軽量を追求したモデルです。GPSモジュールやストライドセンサーを内蔵しながら一般的なスポーツウォッチと同等の厚さ13mm、重量49gを実現した『SS-500R』(2万9800円)、運動を楽しむ方向けのFUNランナーモデルの『SS-300R』、『SS-300G』(レッド、ライムグリーンの2色・2万4800円)。
 薄型というのに惹かれますね。今使っているNike GPSはちょっと厚ぼったいのが欠点。一昔前の電波時計のようなボリューム感です。
 本格的な国産のGPSランニングウオッチ。まだちょっと値段は高いですが、信頼性は高そうです。Nikeを買ってしまったので、しばらくは手が出せません(泣)。

エプソンのニュースリリース

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2012/08/08

相続税はそんなに問題?

 前にも書きましたが、最近雑誌で相続税の特集が目立ちます。東洋経済、アエラに続いて今週号の週刊ダイヤモンドで「もめる相続」という特集です。もともとは今国会で民主党が採決を見込んでいる「税と社会保障の一体改革」法案に盛り込まれていた相続税の課税強化ですが、3党合意とかでごたごたしたことで、相続税は先送りになりました。今のところ年末の13年度税制改正で論議ということなり、ダイヤモンドの見解だと早ければ15年から相続税増税となるとのこと。
 現状では相続税という税金は多くの人にとっては無縁のものです。それが税制改正で、これまで関係がないと思われていた人まで相続税に巻き込まれるというのが、ダイヤモンドを含む巷の雑誌での論調です。では、どれくらいの波及度なのでしょう。
 ダイヤモンドによれば、現状の制度では09年度の相続税の課税割合は4.1パーセント(課税割合=課税件数÷死亡者件数)です。これが税制改革によって6パーセントほどに増える見込みだといいます。つまり亡くなる方の100人のうち相続税を払うのが(正確には税金を払うのは相続人ですが)4人だったのが6人になる、ということですね。記事では6パーセントと低い数字だが、地価が高い首都圏では4人に1人が増税の余波を受けるという試算もある、と警鐘を鳴らしています。とはいっても日本的にみれば、100人のうち94人は関係がないですね。
 相続税も気をつけなければいけないですが、それよりも(記事でも触れていますが)「争続」のほうが恐い。お金に争いはほんとに大変らしい。ここをどう解決するかが問題でしょうね。景気が良くない現状では、お金のことは揉める可能性が小さくないでしょうね。
 相続税のことに戻れば、いろいろな節税方法はあります。一般論で言えば贈与の活用が有効だと思います。記事には相続税の計算方法が詳しく載っていますが、素人には簡単には理解しづらいことも事実。お金に持っている親がいる方は、まずいい税理士さんを見つけることも有効な方法です。
 税収が細る現状で、取れるところから取るということでしょう。香港、シンガポールのように相続税のない国もあるのに、日本はお金持ちをターゲットにしているようです。政府の思惑通り、相続税は改正されるのでしょうか。それより、消費税の法案可決が先決ですね、いまの民主党にとっては。

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2012/08/07

アマゾンの返品対応力

 通販でのショッピングで商品の不良がたまにあります。先日、アマゾンでCDを購入したところ、CDケースが破損していました。ケースを開ける根元のところが壊れていてCDケースが締まりません。さすがにこれは交換してもらおうとアマゾンのサイトを調べると、「交換用のCDケースをお送りしています」とあったので、早速カスタマーサービスにウエブサイトから連絡しました。
 商品が到着した日の午後に連絡したのですが、翌日夜中の2時過ぎに対応のメールがきました。そのメールによれば代替品を送るとのこと。購入した商品はCDとDVDの2ディスクセットの輸入盤なので、CDケースの交換という対応ではなかったようです。
 驚いたのは代替品の到着の早さ。カスタマーセンターに連絡した翌日の夜には替わりの商品がきました。「お急ぎ便ヤマト」で送ってくれました。素早い対応です。
 アマゾンを使っていて感じるのは、このようなクレームに対する対応の早さです。クレーム発生時に不快になることが少ないです。このあたりがアマゾンを使い続ける理由のひとつです。

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2012/08/06

ロンドンマラソンの周回コースと日本勢の完敗

 オリンピックの女子マラソンは予想以上にふるいませんでした。世界トップとの差はいつの間にか大きくなっているのを実感します。朝日新聞には「カーブが約100カ所ある周回コースはスピードがでにくく、小回りのきく日本人には有利ではないのか。そんな淡い期待は全く裏切られた」と書いています。
 今回のコースはマラソン大会では一般的なメインスタジアムをスタート、ゴールとするものではなく、バッキンガム宮殿前の大通りからスタートして、ロンドン市街地を3周するもの。公式のフルマラソン大会としては珍しい周回コースです。周回コースになった理由は、交通整理のためといわれています。
 テレビで観戦していて、こんなコースはできれば走りたくないなと思いました。カーブは多いし、石畳のところはあるし、狭い路地みたいなところもあります。メダリストの有森裕子さんは日経新聞で「五輪でこのコース設定はないよねと思う」と言っています。それに同じコースを3回回る周回コースは2周、3周とするうちに飽きてきますよ。
 周回コースが奏功したのか、優勝のゲラナはオリンピック記録でした(これまではシドニーでの高橋尚子優勝タイムが五輪記録)。周回コースはマラソンにとっていいものなのか。『ランナーズ』の9月号で武田薫さんが『トラックを105周しますが? 周回コースとマラソンの魅力の溝』と題した一文を寄せています。ここで日本マラソン連盟の田中秀樹さんの言葉「そんなに記録のことを言うなら、競馬場をぐるぐる回ればいいんですよ」を紹介しています。
 ご存じの通り、マラソンはギリシャ戦士がマラトンでの戦勝報告に40キロ以上を走り、息絶えたことに由来しているスポーツです。そのマラソンを周回コースで行うことは、その歴史を無視していると言えます。マラソンの高速化が至るところで言われ、記録重視になっています。しかし、スポーツの本質は記録だけではありません。そのことを改めて考えさせられたオリンピックの女子マラソンでした。

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2012/08/05

サイズのこと

 たわいもない話なんですが、スラックスとかパンツのサイズが合わなくなっています。暑いんでハーフパンツをはいてみたら、これがゆるい。確か昨年の夏はこんなにゆったりではなかったはずなのに・・・・・・・。どうも痩せたため、ウエストも縮んだ模様です。一年前に比べて6.5キロほど減っているので、やむを得ません(笑)
 バーゲンのシーズンなのでユニクロに出掛け、ハーフパンツを探してみました。さすがにユニクロは安くて、いい感じのがありますね。チノハーフパンツというのがよさそうなにでサイズを探すと、ハーフパンツはS、M、L、XLと大まかなサイズ分けです。普通のパンツでは76センチでもかなりゆるい状態なにで、いちばん小さいSサイズを購入。これでもゆるいのですが、仕方がありません。
 後日、GAPでもバーゲンでハーフパンツを見つけました。GAPではいちばん小さいサイズはXSがあって、ウエストは71センチ。今の体型だとこのサイズがぴったりですが、余裕のないものを買う勇気(?)はなく、Sサイズ(76センチ)を買ってきました。ちょっとゆるいですね。
 ユニクロだとボトムの最小サイズは73センチです。日本人ってこれ以下のサイズの人少ないのか。私の場合、かなり痩せてしまいましたが(体重約56.5キロ)、身長は167センチでそれほど小柄でもありません。小柄な方はどこでパンツとか買っているんでしょう。痩せてしまってわかるサイズの不思議です。

 

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2012/08/04

ランナーは高所得

 相変わらずランニングブームです。この猛暑にもかかわらずランニングしている人を至るところで見かけます。暑くないのかな。無理をしないようにね(要らぬ心配です)。昨日の朝、インターバルトレーニングで500メートル×6本やったら、ほんとにばてました。この時期の練習はきついし、気をつけてやらねばいけません。
 今月の1日に白井梨マラソンという千葉でこの秋に開催される大会の受付がありました。どうやら夜中の12時から受付開始だったようで、朝申し込もうとしたらすでに定員に達して受付が終了していました。17年前に走ったことのある大会なので、参加したかったのですが……。このブームはちょっと異常です。
 昨日の日経新聞には<「ランニング消費」快走 関連新商品相次ぐ、大会ツアーも拡大>という記事がありました。記事によれば1日から受付の始まった東京マラソンですが「東京マラソン財団は2日、2013年大会の応募数が募集枠(2万9400人)を上回ったと発表した。1日から受け付け始めたばかりだが、申込者は3万9232人」たった2日で4万人近く! 驚きます。
 マラソン大会も増えています。「情報サイトのアールビーズ(東京・渋谷)の調べでは、昨年は5年前より6割多い約1200のマラソン大会が開かれた」と、これが日本経済の成長だったたらないいのにと思ってしまう急成長ぶりです。これだけ増えてもすぐに定員になってしまう大会が多いのはどうして。そんなに走る人増えたのかな。 
 日経の記事で面白かったのは、博報堂生活総合研究所によるデータで、「ランニング愛好者は世帯年収1000万円以上の割合が17.1%とゴルフ、テニスに次ぎ高い」だとか。これは記事によれば「『仕事熱心で健康を気遣う余裕がある』人が多いためとされ、消費への波及が期待される要因になっている」そうです。できるビジネスマンはランニングをするということですな。私には当てはまらない。
 暑い季節にも熱く盛り上がるマラソンブーム。しばらく続きますね。

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2012/08/03

GPSウォッチを買ってしまいました

 先週の木曜日、facebookを眺めていたら、Nike Running Japanからの情報で、「NIKE+ SportsWatch GPS」のホワイトカラーがNIKEストア原宿店で翌日の7月27日から発売されるという情報がアップされていました。それも限定20個という超レアものです。
「NIKE+ SportsWatch GPS」はその名の通り、NikeのランニングGPSウオッチ。発売当初は輸入物しかありませんでしたが、今年の3月に日本でも正式に発売されました。正式に販売されているのはブラック色のものだけです。ホワイト、それも20個限定ということにひかれて、原宿のNikeストアへ。
 なにせ安い物ではありません。約2万円もします。運を天に任せることにして、開店時間の11時にいけるのに、午後2時過ぎに店にいってみました。多分売り切れだろうと予想して店員さんに尋ねると、まだ在庫がありました。買ってしまいました。
 手に入れて1週間、毎日の練習に使っていますが予想以上に使いやすいです。実はGPS時計を使うのは初めてではなく、6,7年前カシオのGPSウォッチを買いました。これがまったく使い物にならず、いまは発売されていません。そのときの苦い経験があるので、GPS時計は信頼できないものと思い込んでいましたが、技術は進歩しています。
 でも、ランニング用のGPSウォッチはどれも海外メーカー製で、国内の会社からは発売されていません。どうしてなんでしょう。そんなに難しい技術なんでしょうか。不思議。
 GPSウォッチ、トレーニングに活用できそうです。
 
Nike_gps


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2012/08/02

楽天koboの評判

 楽天の電子書籍端末koboが先月発売され、巷に評判が流れるようになりました。当初7980円という安さに思わず誘惑されそうになったのですが、kindleが9月にも日本で発売されるとの報道もあり、我慢しました。
 日経新聞のサイトにはkoboを評価する記事がでています。当初、koboの購入者が使うソフトウエアに不具合があり、初期設定ができないトラブルがありました。初歩的なミスと言うべきでしょう。2年以上前ですがkindleをアメリカのアマゾンから購入した際、初期設定がすごく不安でしたが(なにせすべて英語)、あっけなくすんなりできたことに感動したことを覚えています。
 日本で発売している電子書籍端末が、初期設定で躓くなんてちょっと考えられません。日経の記事によれば、
「ツイッターやフェイスブックには批判が殺到。コボタッチを販売している楽天のサイトの「みんなのレビュー」欄では、5段階で最低の星1つという評価が最多となり、炎上の様相を呈した」(「楽天kobo、波乱の幕開け 三木谷社長の反省と強気」8/1)
 おまけにこのレビューを「三木谷社長の判断で削除された。このことが、一部ユーザーの怒りに油を注ぐこととなってしまった」と、上手くない対応振りです。
 また電子書籍のもっとも重要なポイントである書籍の品揃えについても、いまのところは貧弱なようです。日本語の蔵書数は2万3000点ほどで、うち1万2500点以上が「青空文庫」を中心とする無料作品。有料の「日本語蔵書数は1万点ほどになり、さらに、コミックのカテゴリーに分類されている約4500点を除外すると半減する」というのが現状。
 これは競合他社のサイトにくらべても見劣りします。たとえばソニーのリーダーストアでは「月末の日本語書籍の蔵書数は、約3万6500点。うち、青空文庫を中心とする無料作品は2000点ほど。約2万1000点のコミックと合わせると、有料のタイトル数は計5万5500点になる」と、コボストアに比べてかなり充実しています。楽天の三木谷社長は「8月末で6万点までいく予定」とあくまで強気です。
 koboのサービスを批評した日経新聞の記事にこんな表現があります。
「正直な感想を言おう。このサービスはまだ開発途上だ。ITの世界でいうとβ(ベータ)版よりかなり手前の段階にあるといわざるをえない。この状態で本番商用稼働させた楽天の勇気には驚くほかない」(アマゾンの引き立て役になりかねない楽天コボ )
 手厳しいです。kindleに勝てるのか。しばらくは静観ですね。

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2012/08/01

君原健二さんの「私の履歴書」

 日経新聞の「私の履歴書」に君原健二さんの連載が始まりました。日本のマラソン選手としてオリンピックで最高の成績を残してきた人です。円谷が銅メダルを取った東京オリンピックで8位。次のメキシコ大会では銀メダルを獲得。ミュンヘン大会でも5位入賞。これだけの成績を残した日本人は他にいません。
 君原さんのマラソン人生ですごいのは、途中棄権が一度もないことです。君原さんは、
「 私に誇る何かがあるとしたら、フルマラソンの途中棄権が1度もないことかもしれない。73年に引退するまで競技者としては35回のフルマラソンを走り、すべて完走した」
 と言っています。その理由として
「途中棄権すると、収容車が来るまで沿道の皆さんに恥をさらさなくてはならない。それが嫌で走り続けてきた」
 と言います。気力のある人だと思います。
 マメなことを自認する君原さん。これまでの練習、大会で走った距離をずっと書き留めています。
「中学2年で走り始めてからの通算走行距離は昨年、16万キロを超えた」
 地球を4周したことになります。
 89歳になる直前の一昨年の東京マラソンでは3時間26分16秒を記録。いまでも週に2,3回は走っているそうです。マラソンランナーの目標ともいえる君原さん。連載を楽しみにしています。

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