電子書籍、楽天は本気か
今年こそ電子書籍元年なのでしょうか。アマゾンがもうすぐKindleを日本で発売しそうな感じですが、楽天がいよいよ電子書籍に進出です。昨日発表された買収したコボ(カナダ)が、日本市場で電子書籍端末「kobo Touch」を19日に発売すると発表し、楽天もサイトでこの端末を発売し、電子書籍マーケットに参入します。
kobo Touchは縦165ミリメートル、幅114ミリメートルで画面は6インチ。薄さ10ミリメートルで重さ185グラムと軽量。1回の充電で最長1カ月使えるというのはすごい。Wi-Fi経由で電子本をダウンロードする仕組み。通信回線経由のダウンロードは割り切って使えない仕様ですが、本体価格は7,980円。ソニーの電子書籍端末リーダーの6インチモデルが16,800円(ヨドバシ.com価格)ですから、この価格はかなり安い。
まあ、電子書籍の価値はどれほど多くのの本がコンテンツとして提供されているかですから、楽天コボはその点が評価ポイントです。ウエブサイトによれば
「koboイーブックストアでは、日本語で約3万冊、日本語以外の言語も含めると240万以上のタイトルの電子ブックがラインナップ」
とのことですが、焦点は日本語の本の数。これは他の電子書籍サービスと比べてもそんなに変わらないです。
でもなぜ、楽天がこれほどまで電子書籍サービスにこだわるのか。日経の報道で、三木谷さんのコメントが紹介されています。
「3年か10年かは予想できないが」とした上で「(出版される書籍のうち)少なくとも20~30%くらい、あるいは50%を上回るくらいが電子書籍になっていくと考えている」と述べた。
楽天のビジネススピードからすると、ゆったりとした感じです。アマゾン対策なのかな。
さて、アマゾンはどのような形で登場するのか。楽しみです。
ちなみに楽天の株価は下がっていますが、電子書籍発売の発表を受けて、株価は上がるのでしょうか。
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