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2012/07/06

世帯所得、昭和並に

 世帯所得が減っています。昨日、厚生労働省が発表した平成23年国民生活基礎調査」によると、2010年の1世帯あたりの平均所得が538万円と前年比11万6千円(2.1%)減少。これは1987年(昭和62年)以来23年ぶりの低水準で、これまで最も多かった94年と比べて約126万円減ったことになります。日経新聞は「世帯所得、昭和に逆戻り」と表現しています。
 調査で生活が苦しいと感じている世帯の比率は61.5%で、86年の調査開始以来、過去最高ということです。特に18歳未満の未婚の子を持つ、子育て世帯の減少額が大きく、所得は39万2000円(5.6%)減少。この原因は非正規職員・従業員の割合が増加して、世帯主の収入が減っていることだと分析されているようですが、厳しい数字です。
 東京で暮らしていると、若い世代は裕福そうです。高そうな外車に乗っている人も多く、高収入なのだなと想像しています。所得が二極化しているのでしょうか。
 それにしても、昭和62年の水準になってしまったとは、いささか驚きです。失われた20年に日本の経済はほとんど成長していないことを改めて実感します。そして経済状況が今後良くなる感じもない。かなり暗い気分になるニュースです。

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