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2012/06/22

仕組み債で含み損を出す自治体

 仕組み債、というものの存在を最近知りました。銀行などの金融機関が売っている商品ですが、私のようなお金の素人が手を出すと痛い目にあうことが予測される危ないものということが、今のところの理解です。
 数日前、朝日新聞でこの仕組み債についてある記事が載っていました。「債券の一部、投資不適格 県外郭団体、『仕組み債』で多額評価損 /千葉県 」というタイルで、県の外郭4団体が「仕組み債」を計約131億円購入し、時価が購入価格を下回ることにより生じる含み損が、平成23年3月末現在で約32億円という調査結果を県が明らかにしたものです。この記事を受けて、他の新聞やNHKローカルニュースでも報じています。
 仕組み債で含み損を抱えているのは、千葉県だけではありません。朝日新聞の記事データベースで検索すると何十件とあります。昨日の兵庫県地方版ですが、兵庫県朝来市が、為替相場に連動する仕組み債で多額の含み損を抱え、売り手の2社に損害賠償を求める訴訟を起こす議案をわずかの差で可決したとの記事がありました。
 仕組み債のようないわゆるリスクの高い金融商品を公共の自治体が購入するべきではないのは自明です。たとえはちょっと悪いですが、宝くじを自治体の予算で買うようなものです。どうして仕組み債を買うことにしたのか。だまされたのか。それとも担当者に公共のお金を預かっているという責任感が欠如していたのか。
 先日、とある大きめの銀行にいったとき、デュアルカレンシー債というものをすすめられました。これも仕組み債のひとつですが、極めてリスクの高い商品です。まともな感覚をもった人ならば、これはすすめないでしょう。これを機に担当者を見限りました。
 お金にまつわるトラブルはいつでも起きる可能性があります。個人の責任で行ったことで起きた悲劇はいたしかたないとしても、自治体が同じ過ちを犯すことは許されません。千葉県の例をみて、資金運用のルールを確立することが重要だと感じました。

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