税金、返すときはゆっくりと
今月は自動車税の納付月。毎年のことだからわかっているんですが、支払いのスケジュールは急ですね。5月の初めに納付通知書がきて、月末が納付期限。いつもながら税金の取り立ては「すぐに払ってね」と言ってきます。納付が遅れると、延滞税とかしっかり要求されます。
払うときはすぐに、ですが、返すときはすぐではないようです。先日、区役所から通知がきました。「平成23年度特別区・都民税 減額決定通知書」という書面です。すぐには何のことかわからなかったのですが、昨年度納めた住民税を減額したので返します、という内容の通知です。
なんでこんな通知がきたかというと、一昨年(平成22年)の確定申告を今年の3月に修正していて、既に納めた税金の一部が戻ってくるからです。住民税は前年の所得をもとに算出します。正確には課税所得金額の10パーセントが住民税(東京都の場合、特別区民税と都民税)になります。所得税を修正したので、住民税も減額されるというわけ。これには気づいていませんでした。
確定申告で納付した税金を減額修正するのは正確には更正の請求といいますが、その決定通知は先月書面できていました。退職後に支払った社会保険費、特に息子の国民年金の納付金額を社会保険控除に入れていなかったことに気づき、3月に更正の請求(変な言葉ですね。確定申告期限から1年間が更正請求の期限です)をしたわけです。
払いすぎた税金が戻ってくるわけでが、この還付金はすぐにはもらえないようです。確定申告での所得税の還付はいつされるのかはまだ通知がありません(3月に税務署できいたところでは6月ころ)。住民税の還付は通知書によれば「還付金の通知は来月中旬にお送りする予定です」とか。お金が戻ってくるのは暑くなった頃かもしれません。
税金を払うときにはすぐに、返すときにはすぐには返さない、というのがお役所の仕事のようです。
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