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2012/05/15

団塊の世代のいま

 昨日の日経新聞に興味深い記事がありました。「団塊、嫌われぬ老後を  後輩犠牲の高福祉では」と題された記事では、団塊の世代は恵まれすぎとあります。団塊の世代とは1947~49年生まれですが、その先頭が今年65歳になっています。べービーブーマー世代とも呼ばれたこの世代は、一回り下の私たちからみると、確かに恵まれていたかもしれません。
 記事にあるデータがあります。年金、医療と介護で生涯に国から受け取る給付と保険料の支払額を比べた鈴木亘学習院大学教授の推計図。これによると、
「ほぼ50歳より上は受取額が支払額より多く、その下は支払額が受取額を上回る。団塊世代は2000万円前後の受け取り超過となる」
ということになるそうです。
 当然、団塊の世代より上の世代はもっと多くもらえます。しかし、記事の筆者によれば、
「80歳代以上には戦場に行った人、空襲や原爆にあった人も多い。70歳代も戦後の食糧難に苦しんだ」、そして「貧しさに耐え高度成長の礎を築いたのも70歳代以上が中心。その果実をいただいたのが団塊世代だ」と指摘します。
 筆者自身が団塊の世代であり、他の世代からの批判ではありません。
 
 最近さまざまに指摘されている年金問題ですが、記事では、
「社会保障の削減にあたり特定の世代を狙い撃ちすると制度をゆがめるので、基本は全世代が対象になる。それでも団塊世代の大群が本格的な受給者になる前に改革をすれば、後輩の負担を軽くできる」とし、
「基礎年金の支給開始年齢を66歳とし、団塊世代の最後である49年4月2日以降生まれの男性(現行制度は65歳開始)から実施する」
 ことを提言してます。
 現行の制度では団塊の世代は(正確には昭和22年4月2日~24年4月1日生まれ)、厚生年金の受給者であれば年金の一部を60歳からもらえ、64歳から特別支給として満額の年金支給が始まります。本来は65歳からですが、早めにもらえる世代です。この点でも利益を享受しているとされるのでしょう。
 昭和30年代前半生まれの私にとっては、団塊の世代は羨ましい世代でした。これからの日本のため、もう少し貢献して欲しいというのはちょっと酷でしょうか。

「恵まれすぎた」団塊世代の老後

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