目黒区の財政問題
先週の日曜日に地元目黒区の区長選がありました。現職の青木区長が3選を勝ち取り、波乱のない選挙でした。区長選は穏やかに終わりましたが、目黒区の財政は大揺れです。昨日の日経新聞朝刊東京・首都圏経済面に「目黒区、23区で財政指標最悪 財政再建が急務」という記事がありました。
記事によれば、「基金残高や、人件費など固定費負担の割合を示す財政指標は23区の中で最悪」とのこと。悪いとは聞いてましたが、かなり重病です。基金については「財源不足に備えて積み立てる財政調整基金は大型事業の推進などで取り崩し、10年度末で34億円と23区で最も少ない(23区平均は196億円)」。これはまずい。
この基金取り崩しの原因は、いくつもの大型事業。「都立大跡地開発(約203億円)、区役所の新庁舎移転(約244億円)、碑文谷公園の整備と用地取得(約127億円)」と膨大なお金を使っています。
09年度の税収は628億円なのに、なんでこんなに使えるんだろう。議会が機能しているとは思えません。
また、ダイヤモンドオンラインに東京23区の人口動向についての記事があります。2010年の国勢調査によるもので、これによると日本全体ではわずか0.2%の増加ですが、で東京都は5.4%の増加です。しかし、23区では人口数の変動はまちまちで、目黒区は-12%人口が減少し「目黒区は11位から20位へと、こちらは順位を急降下させている」となっています。
かなりまずい状態の目黒区ですが、区長選の投票率は26.94%。なにも考えていない住民が大半ということです。かなり心配。どうにかしようよ。
| 固定リンク | 0
コメント