保険に騙されるな
自由ヶ丘駅のすぐそばに「ほけんポート」という店舗があります。ちょっと離れたところには「保険の窓口」という店もあります。この店舗、乗り合い代理店というもので、複数の保険会社の商品を販売する代理店です。このビジネスが急成長していることを最新号の「週刊ダイヤモンド」最新号の特集<騙されない保険>で知りました。
特集の中の「セールスマントークにご用心」という記事で乗り合い代理店のレポートをしていますが、驚いたのは代理店の販売手数料の高さ。例えばソニー生命の終身型変額保険・特級だと50%、すなわち月4万、年48万払う保険だと手数料は24万。生命保険って利益率(粗利率かな)が高い商品なんですね。
ダイヤモンドの特集では医療保険についても細かくレポートされています。医療保険、医療特約への加入率は93%だそうです。ほとんどの家庭が医療保険に加入しています(うちは入っていないので少数派です)が、これも商品が複雑で加入者がその中身、価値を十分に把握していないのでは思います。記事にくわしくレポートされ、興味深く読みました。
橘玲の『臆病者のための株入門』(文春新書)にはこんな表現があります。
「彼らは(生命保険会社のこと)、『家族の愛情』を提供すると称して”ぼったくり”系の商品を大量販売する奇怪な商法を得意としているからだ。そもそも生命保険というのは、その仕組みから見れば宝くじと同じである」
消費者は保険に対してもう少し賢くなる必要がありそうです。
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