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2012/03/25

マンション駐車場の空きとビジネス

 仕事であちこちに住んだのですが、どこでも賃貸のマンションで暮らしていました。20年近く前に住んだマンションはオーナーさんがいて、そこを借りていたのですが、困ったのは駐車場。マンション内にある駐車場は借りられず、歩いて5分くらいかかるところに車を止めていました。こんな体験があるためか、マンションの駐車場は満車状態という認識があります。以前マンションの広告で「全戸分の駐車場確保」なんていう売り文句をみた記憶があります。
 しかし、最近はマンションの駐車場が空いているらしい。週刊ダイヤモンドの3月10日号に<課税リスク解消でも根が深いマンションがら空き問題>という記事がありました。急速に進んだ自動車離れのため、マンションに付設する駐車場でも空きが発生して、多くの管理組合を悩ませているとのこと。時代が変わったんですね。
 駐車場の収入は大半の管理組合がマンションの管理費用、修繕費用にあてられているので、空きがでれば収入不足になり、問題になります。そこで管理組合としては外部に貸し出すことを検討しますが、収益事業となり、課税の懸念がありました。どこまでが課税範囲なのかが不明確で、外部への貸出ができなかったのが実態です。この課税問題については2月に国税庁が住民が優先して駐車場を使えるなら外部貸し部分のみに課税する見解を公表して、明確になりました。
 しかし、管理組合が管理、募集などを行えるかという実務上の問題があります。ここに新たなビジネスを期待する動きがあります。昨日の日経新聞夕刊に<マンションで駐車場事業 各社、管理組合に攻勢 空き物件、外部貸しのみ課税受け>という記事がありました。記事曰く
「駐車場各社はマンションの空き駐車場を新規の収益物件として注目し始めた。」
 例えば日本駐車証開発は「国税庁の見解が出る前はマンションの駐車場運営は120台分だったが、2014年春までに3千台分に増やし、同事業での売上高を10億円に引き上げる」 
 とか、東京建物の子会社、日本パーキングもマンションの駐車所管理ビジネスに本格参入、井不動産販売も市場調査に着手とか。
 車を所有しないスタイルが広まったための新たなビジネスの可能性ですが、結果はどうなるのか。ちょっと注目です。

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