« マラソン消費の拡大 | トップページ | NHKの英語講座が変わるようです »

2012/03/15

賃金改善とは

 昨日の日経夕刊に春の労使交渉の一次回答結果が掲載されています。見出しは「賃金改善ゼロ 4年連続」とあります。賃金改善とはあまり馴染みのない言葉で、どんな意味なのかよくわかりません。春闘の時には、賃上げ、ベースアップ、一時金が交渉項目だったと思うのですが、いつの間にか概念が変わったのですね。
 ネットで検索すると、ちょっとわかりました。賃金改善とはベースアップを含む概念です。かなり前ですが、朝日新聞の記事の解説にこうあります。
「今春闘でいう『賃金改善』は、実質はベアと同じだが、特定の年代を重視するなど配分方法を変える企業もある」( 2006-03-17 朝日新聞 朝刊 3経済 )
 ベースアップを賃金改善と言い換えているのは、ベースアップが行われない年代をつくることもあるということ。例えば50歳代はベースダウンをして、若い世代にはベースアップして、トータルで賃金の改善をするという方法もできるわけです。年功序列の破壊ですね。
 定期昇給はひとつ年を取ると、1年先輩が前年にもらっていた賃金を自動的にもらえるシステム。年齢を重ねると給料が上がっていくことです。
 以前、景気がよかった頃はベースアップと定期昇給の合計を賃上げとして、これを上げる「賃上げ交渉」が春闘に大きな争点だったわけです。
 今年の労使交渉一次回答を見ると、ベースアップを含む賃金改善は組合側が要求しないところがほとんどで、定期昇給の維持が精一杯という状況。ボーナスも前年割れを示した経営側の回答が目立ちます。
 厳しい。景気がよくなることはないのでしょうか。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41640/54225384

この記事へのトラックバック一覧です: 賃金改善とは:

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。