ゆうちょ銀行とかんぽ生命のサービスレベル
手元にかなり前に満期になった生命保険がありました。郵便局での扱い商品で、郵政民営化以前に始めたものです。この支払いを請求しようと、郵便局に出向きました。窓口で依頼をすると、職員の方がかんぽ生命に問い合わせた結果「窓口ではできない」との返事です。どうして?
かんぽ生命のウエブサイトには「満期保険金受取人ご本人さま、または生存保険金受取人ご本人さまが、最寄りの郵便局でお手続きを行ってください。」と記載されています。
埒があかないのでいったん帰宅して、かんぽ生命のコールセンターに電話して尋ねたら、「郵便局で出来ます」との回答です。「でも、さきほど出来ないと言われた」と言うと、「引き続き出来ないという対応なら、この電話に問い合わせてくれるよう言ってください」とまで言われました。
再度、郵便局に出向いて依頼をしました。職員もまだ自信がないようで、請求の用紙もすぐに見つからない。おまけに一回書いたものが、様式が違っていたとかで、違う用紙に書き直させられる始末です。
まあ、こちらも満期からかなり年数のたった(といっても10年以内)ものを請求したのですから、すんなりいくとは思っていませんでしたが、この対応にはあきれました。
そもそもかんぽ生命が行っているサービスはどこで受けられるのでしょうか。ウエブサイトでは「最寄りの郵便局または、かんぽコールセンターへご相談ください」とある通り、郵便局が店舗にあたります。しかし、実質はゆうちょ銀行の窓口なので、かんぽ生命からは代理店です。代理店でも商品のこと分かっていなくてはいけないのですが、そうもいかないようです。
現在、郵政事業の見直し法案をめぐって民主党、公明党、自民党で話し合いが行われていますが、なかなか進捗していません。郵政の金融事業の民営化をスピード感を持って進めないと、どんどんマーケットから取り残されます。そんなことまで思わせてくれた郵便局の対応でした。
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