マラソンマネジメントで速くなる
今月号の『ランナーズ』に「フルマラソン直前対策で『30分速くなる』ってホント??」なる記事がありました。これは市民ランナーを指導している岩本能史さんの理論を紹介した内容で、かなり大胆な方法論です。この岩本理論は『非常識マラソンメソッド』で詳しく書かれていて、これを読んでみました。
この本の副題に「レース直前24時間で30分速くなる!」とあります。ホントか、と思わず疑います。レース前日にはジョギングなどもってのほか、なるべく歩かないようにして脚を温存する。カーボローディング禁止。またレース当日にはウォーミングアップはしない、ストレッチもしない。ゴールタイムの5時間前まで食べる。などなどこれまで「常識」とされていたランナーの作法に反する「非常識な」な方法がいくつもあります。
ランナーにはそれぞれこれまで行ってきたルール、やり方があります。急にそれを変えるには抵抗があるかもしれません。著者は「この本を信じてどこまでやるかは、皆さんの覚悟次第です」と書いています。しかし、マラソンマネジメントという考えで書かれた本はこれまでほとんどなかったはずで、その意味でランナーにとっては価値がある一冊です。
さて、どこまで信じてやるか。ちょっと迷いますね。でも重要なのはトレーニングを重ねること、これは間違いがありません。
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