就職希望ランキングの不思議
大学生の就職状況が厳しいとされる中、学生たちはどんな企業に就職を目指しているのか。昨日の日経新聞にお馴染みの就職企業ランキングが載っていました。このランキング、就職活動中の大学3年生にアンケートを取った結果ですが、結果は興味深いものがあります。総合ランキング(文系、理系を分けない全体のランキング)のトップ10をこのような結果です。
1.日本生命 2.東京海上日動火災保険 3.三菱東京UFJ銀行 4.三井住友銀行 5.三井住友海上火災保険 6.損保保険ジャパン 7.第一生命保険 8.みずほファイナンシャルグループ 9.三菱UFJ信託銀行 10.サントリーホールディングス
なんと、10位までで9社が金融関係です。やっと10位にサントリーが入っていて、あとは大手銀行、損保、生保。日本には金融関係の会社ばかりなのか、と思えるほど。どうして大学生ってお金を扱う会社好きなんでしょう。
これまでのランキングでよく見かけた製造業、商社、IT企業はどうしたのか。例えば製造業ではソニーが21位。パナソニックが33位、東芝40位、シャープは81位とふるいません。家電メーカーは大幅な赤字決算だったから、敬遠されたのかな。
また、面白いのは志望理由。20項目のうち「仕事が面白そう」が8割ほどで最も多い項目という結果。仕事が面白そうで選ぶと金融関連なのか。私ならまったく逆ですが、大学生の常識は違うんですね(笑)。
このランキング企業しかありませんが、官公庁を選択肢に入れると、都庁とかが1位になったりしそうな感じがします。所詮、ひとつの調査ですが、なんかがっかりする結果です。
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