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2012/02/06

100人で語るミュージアムの未来 その2

 この週末、「21世紀 ミュージアム・サミット」に参加してきました。このミュージアム・サミットは2003年に第1回が開催され、以後隔年で行われていて、今回が第5回になります。第1回から第3回までは国内外からミュージアム著名な関係者を招いての講演、討議が行われる形式ですが、前回の第4回は参加者が討議をしていく「100人で語るミュージアムの未来」が中心となる内容で行われました。
 今回のサミットは「100人で語るミュージアムの未来 Ⅱ」とされ、参加者が分科会に別れてミュージアムの抱えている課題と問題解決の方法について語り合う内容を中心に行われました。会場にはミュージアムで仕事をしている人(館長、学芸員、ボランティアなど)、研究者、企業人、NPOで働いている人など、ミュージアムに関わっている様々な人々が100人以上集いました。
 基調講演として、1日目に作家の池澤夏樹、2日目にジョン・ホールデン(英国シティー大学客員教授)がありました。参加者が討議する分科会は、討議のテーマは次の4つ。
・営む知恵 (ミュージアム・マネジメント)
・高め合う市民とミュージアム (ミュージアム・リテラシー)
・選ぶ、残す、伝える、使う  (ミュージアム×アーカイブズ)
・人が集まるミュージアムのつくり方 (ミュージアムの企画とパブリック・リレーション)
 
 ミュージアムの置かれている状況は、「冬の時代」とも言われ、どの館も厳しい状況です。その中で、ミュージアムに関わる人々は、改善、改革への取り組みのため、真剣に努力をされています。私はミュージアム・マネジメントの分科会に参加したのですが、ミュージアムに関わるプロの方に囲まれて、教えていただきながら、充実した討議をすることができました。
 ミュージアムのこれからの道筋を考えることができたミュージアム・サミット。とても有意義な時間を持てた2日間でした。
 
2012 ミュージアム・サミット

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