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2012/02/03

デジタルアーカイブへの取り組み

 デジタルアーカイブというものは、現代では様々な分野で使われていますが、一般的には公文書、文化財、芸術作品など、歴史的に価値のあるものをデジタルで残すことが主な目的となっています。アナログな世界は過去のものとされつつあるなかで、今後のデジタルアーカイブの方向性はどうなのか。昨日、「文化情報の整備と活用~デジタル文化財が果たす役割と未来像2012」と題されたシンポジウムに参加して、文化財とデジタルアーカイブの関係を考える機会を得ました。
 このシンポジウムは一般財団法人デジタル文化財創出機構の主催で行われたものです。日本の文化財をデジタル化して、後世に伝えていくにはどのようなしていけばいいのか。ミュージアム、大学、企業、官庁など関係者が集まり、いくつもの提案、報告、講演がありました。シンポジウムは全体で5時間にも及び、内容は多岐に及びました。
 文化財をデジタルアーカイブとすることは、当然必要なことではありますが、そこにはまだまだ課題があります。例えば費用はどうするのか、という点はもっとも大きな問題でしょう。国の現状では十分なお金があるわけはありません。お金以外にもいくつも問題はありそうです。そうはいってもやらなければいけないことだと少なくとも関係者は思っています。難しいこともありそうです。
 文化財、ミュージアムといったキーワードでくくられるシンポジウムですが、会場にはネクタイにスーツの来場者はかなりいました。ちょっと不思議だったのですが、主催のデジタル文化財創出機構の定款をみると、が凸版印刷が300万円を拠出して作られた財団法人。企業関係者が多かったのかもしれません。
 文化財の保存にも経済の理屈が前提。すべてを官に頼れない。どうすればいいのか。ここが最大の課題です。

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