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2012/01/28

河北新報のいちばん長い日

 確か昨年の秋、銀座の教文館書店でみつけて買ってきた『河北新報のいちばん長い日』。3.11、大震災に見舞われた宮城県に地元紙河北新報のノンフィクションです。早速読み始めたのですが、少し読んだだけで止まってしまいました。読むのが辛い。余りに厳しい新聞製作、輸送、そして配達の姿に読み進めることができませんでした。
 時間が少しだけたち、再び読み始めることができ、やっと読み終えることができました。でも本の内容をうまく表現できません。この本を出版した文藝春秋のウエブサイトの紹介文を引用します。
「本社のサーバーが倒壊、多くの販売店員が津波の犠牲になり、支局は壊滅……東北とともに歩んできた河北新報は、まぎれもなく被災者の1人でした。物量や人員では全国紙やキー局にかなわない。販売網はズタズタに切り裂かれ、肉親を喪いながらも取材を続けた記者すらいる。それでも「被災者に寄り添う」をモットーに、地元紙ならではの視点をもって、東北の読者のための紙面づくりを続けます」
 どの章も胸に迫りますが、特に新聞を読者に届けようとして津波の犠牲になった販売店の所長を描いた「配達が大好きだったお父さんへ」を読んでいたら、涙が止まりませんでした。
 これからも読み継がれるべき素晴らしい一冊だと思います。

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