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2012/01/04

箱根駅伝の魅力

 東洋大学の圧勝で終わった2012年の箱根駅伝。その人気、注目度は近年ますます上昇している感があります。昔父親がお節料理で酒を呑みながら、テレビ観戦をしていたのを思い出します。その頃はそんなに興味を持っていませんでした。テレビ中継っていつから始まったのかを調べてみたら、面白いデータが見つかりました。箱根駅伝の視聴率の変遷です(ビデオリサーチの資料)。
 箱根駅伝が本格的にテレビ中継されたのは1987年の大会からです。視聴率は山梨学院大が優勝して頭角を現した1993年から25%をこえ、上昇しています。視聴率からみるとかれこれ20年近く人気番組なんですね。正月2日、3日の番組としては定番になっています。
 なぜここまで人気があるのか。その理由は様々でしょう。象徴的なシーンが昨日の9区でありました。神奈川大の・鈴木駿選手の中継所直前で起きた異変。サンケイスポーツがこう報じています。
「総合15位に終わった神奈川大は、9区・鈴木駿(3年)に異変が発生。鶴見中継所手前30メートル付近で、『急に足に力が入らなくなった。どうして動かないんだ、って…』。フラフラになって道路上に2度昏倒(こんとう)。それでも無意識のまま立ち上がり、10区・高橋俊光(4年)の前に倒れ込んだ。その瞬間、繰り上げスタートのピストルが鳴った」(SANSPO.COM
 鈴木選手はタスキをつないだ後、両脇を抱えられ大泣きをしていました。こんなところが駅伝を見続ける理由のひとつではないかな、と思いました。
 東洋大が強かったですが、青山学院も5位に入る大健闘です。正直驚きですが、指導者の力は大きいなと感じます。今年は日大、専修、法政などが出場できず、それに対して國學院がシード権をとるなど、勢力図が変わったなという印象。来年の闘いが楽しみです。

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