雑誌が売れていないようだ
日経新聞によれば、2011年の雑誌市場が27年ぶりに1兆円を割り込む見通しとなったといいます。出版科学研究所の調べによると、年間の推定販売金額は前年比6~7%減の9850億円前後になる見込みで、減少幅は過去最大です。書籍は前年並みの8200億円程度と見られていることから、雑誌の落ち込みが顕著ということです。
雑誌の販売ピークは97年で1兆5644億円。今年はその3分の2以下になってしまったわけです。日経新聞では
「休廃刊が相次ぎタイトル数が減ったことに加え、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及が若者らの雑誌離れに拍車をかけたとみられる」
と分析しています。しかし、スマホの普及と雑誌の売り上げって相関関係あるのかな。問題は雑誌の内容が魅力なくなっていることにあると思いますね。
これだけ雑誌が落ち込むと、雑誌に依存している出版社は大変でしょうね。広告収入にも期待できないし、立て直し策が求められます。女性誌にみられる付録戦術もどこまでやり続けるのか。もっと本質的なところで策を打たないと厳しそうです。
でも、雑誌が売れなくなっている現実はちょっと寂しい。インターネットなどからの情報ではほんとに欲しいものは手に入れられない。やはり紙の雑誌がいいです。出版社には頑張って挽回をして欲しいです。
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