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2011/12/22

自炊代行をめぐる訴訟

 一昨日のことですが、書籍を個人が電子化する「自炊」行為の代行は著作権法に違反するとして小説家、漫画家が代行業者の2社に代行事業の差し止めを求めて東京地裁に提訴しました。提訴したのは、浅田次郎さん、大沢在昌さん、永井豪さん、林真理子さん、東野圭吾さん、弘兼憲史さん、武論尊さんの7人です。
 自炊代行は以前から問題化しており、今年の9月に作家ら122人と出版社7社が連名で代行業者約100社に質問状を送付していました。訴訟された2社は事業継続の姿勢を示しており、原告側は「特に悪質」と判断したということです。
 訴訟の内容は日経新聞によると
「書籍を裁断した上でスキャナーで読み取ってデータ化する『自炊』は、私的目的の範囲内で認められているが、代行業者は著者の許諾を得ずに1冊数百円程度の料金で不特定多数から注文を受け、作品を複製していた。原告側は営利目的で発注を募る事業は『著作権法上の複製権侵害に当たる』と主張している」
 とあります。
 ネットでちょっと調べてみてもスキャン代行業者はたくさんあります。訴訟を起こされた2社はどう悪質だったのでしょう。
 作家、漫画家たちの訴えも理解できます。しかし、あまり著作権にこだわりすぎると、電子書籍も普及しないのでは、と法律の素人は思います。なにかあらたな著作権の方向性はないのでしょうか。自炊代行の法的判断が、この訴訟であるていど明確に示されるか。専門家がどのような判断をするか、注目されます。
 

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