学会とは
昨日、学会の研究発表会に参加してきました。日本ミュージアムマネジメント学会の会員になっていて、勉強のため出席させてもらいました。会社勤めをしているときには「学会」という言葉からは、大学の先生など研究者が研究成果について発表する場、だと思っていました。なんとなく、憧れの世界という感じでした。
会社を辞めて大学で学ぶ立場になって、その憧れの学会にいくつか入りました。入るといっても、無条件でお金を払えば入ることのできる学会と、会員の推薦など入会条件のある学会があります。これってどう違うんでしょうね。学会の格の違いでしょうか。
昨日、日本ミュージアム学会の研究発表会に参加して感じたのは、ここは実務型の組織だということ。出席者の多くがミュージアム(博物館、美術館など)に所属している人です。私のように大学になんらかの形で籍を置くのは少数派。学会とはWikipediaには
「学会(がっかい)は、学問や研究の従事者らが、自己の研究成果を公開発表し、その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する場である。また同時に、査読、研究発表会、講演会、学会誌、学術論文誌などの研究成果の発表の場を提供する業務や、研究者同士の交流などの役目も果たす機関でもある」
とあります。これによれば、学会とはあくまで研究成果を問う場であると理解できます。研究成果とそれをどのように実務に生かしていくか、は普遍的な問題です。日本ミュージアムマネジメント学会はあくまで現場でなにを実践するかが主軸になっている学会のようです。
会社員だった頃経験した研修会に比べるとゆるやかな場ですが、これが学会というものかな。比べてはいけません。組織としてはまったく別なことと思ったほうがいいです、当然ですが(笑)。
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