ソニー寄付講座公開シンポジウム
昨日、日吉キャンパスで「ソニー寄附講座 公開シンポジウム2011 人類・社会の新たなる発展をめざして」というのがあって、拝聴してきました。ソニーによる寄付講座は2009年から今年から始まっていて、今年度は3年目です。寄付講座は講義とシンポジウムの2つ。今年度のシンポジウムは4回予定されていて、昨日が初回です。
シンポジウムは「イノベーションと雇用」をテーマに、慶應の塾長である清家篤氏(商学部教授)と慶應義塾メディアデザイン研究科教授の石倉洋子さん(私が所属する研究科の教授です)が登壇され、それぞれの講演と討論。進行役はソニーコンピューターサイエンス研究所(脳科学の茂木健一郎さんがいるところですね)の所真理雄氏。
雇用といういま、世界的に大きな問題に対して、お二人の話は充実した内容。特に石倉さんの講演ははじめて聴かせていただきましたが、ステージを存分につかい、身振り手振りを交え、聴く人を惹きつけるプレゼンテーションです。
しかし、雇用の問題となると我が身にも大きく関わりますね。ほんと仕事ないですね、いまの日本。石倉さんのお話しで印象的だったのは、会社とか政府がなにかしてくれるのを待っていては駄目で、個人でも何かできることがある、ということ。まず、自分で始めなくてはいけない。こんな当たり前のことを気づかせてくれた貴重なシンポジウムでした。
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