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2011/09/30

ふたつの笹川さん

 昨日は久しぶりに青山へ。国連大学のウ・タント国際会議場で開催された「アジア太平洋災害支援サミット」を拝聴してきました。この会議、Civic Forceが主催したもの(協力笹川平和財団)。Civic Forceは「国内の大規模災害時に迅速で効果的な支援を行うためのNPO/NGO・企業・政府・行政の連携組織」(公式ウエブサイトより)です。会議では東日本大震災への経験をいかし、今後の大災害に対して「「少しでも早く、一人でも多く救う」ための体制作りについて各国からのゲストにより討議されました。
 オープニングセッションには衆議院議員の河野太郎(自民党)、遠山清彦(公明党)、外務省の局長、経団連の方などが登壇して華やかな顔ぶれでしたが、ここがちょっと長すぎて、その次の現場で苦労された方の話がちょっと消化不良でした。会議は午後まで続きましたが、ちょっと早めに失礼して、別なところへ。
 
 向かったのはお台場、「船の科学館」。ここ、今日で営業を終え、休館(実質的には閉館)になります。閉館の前にいっておかねば、と行ってきました。最終日の前日とあって来館者で賑わっていました。老若男女、様々な人が熱心に展示をみています。ここ、年々振りだろう。息子が小さいときに来て以来だから、かなり前です。ゆりかもめも走ってないころかもしれません。

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 久しぶりに展示をみましたが、充実した内容です。さすがに施設は老朽化がめだちますが、立派な博物館です。これだけの施設が閉じられてしまうのは残念なことです。建物の前には、昔よく見た記憶があるこの銅像があります。

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 船の科学館を作ったのは笹川良一。かつては「日本のドン」とも揶揄された人物です。笹川は日本財団(当時日本船舶振興会)を設立。そのほか、笹川平和財団などいくつもの財団を残し、様々な助成活動を行っています。「アジア太平洋災害支援サミット」も笹川平和財団の支援で開催されました。私のように世代的に古い人はネガティブなイメージをもつ笹川ですが、現在に残したものは素晴らしい活動をしています。
 笹川さんのふたつのことを経験した一日でした。


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