ガラパゴス、販売終了……!
今週は思いもかけないことが起こっています。まあ、個人的なことなのでどうでもいいのですが、かなり落胆したのはシャープのガラパゴスが今月末で販売終了のニュース。昨日、シャープが公式に発表しました。10.8インチモデルと5.5インチの電子書籍端末(シャープではメディアタブレットと呼んでいます)が販売終了です。
まあ、予想はされていたことではありますが、ここまで早く電子書籍ビジネスをギブアップするとは、よっぽど売れていなかったんでしょうね。ガラパゴス本体の販売はやめても、電子書籍の販売サイト「TSUTAYA GALAPAGOS」は継続するとのこと。これは大丈夫ですか。ここはアンドロイドスマートフォン向けにコンテンツ販売を始めているので、当分は続けるでしょね、恐らく(笑)。
ガラパゴスくんの失敗はいくつも原因があると思いますが、とにかくハードウエア本体が使いにくいことに尽きるのではないでしょうか。5万円以上もするハードなのに、性能は不十分。購入した電子書籍を画面でページめくりするという基本作業もすんなりいきません。ページめくりなのに、画面が拡大したり、ガイド画面になったりと、反応機能がものすごく悪い。これって、ソフトウエアの性能のせいでしょうか。基本的な機能が練り上がっていません。
かつてシャープのザウルスを使っていたときは、問題なく快適に使えていました。このこともあって、ガラパゴスはちゃんと仕上がっているだろうと購入しました。iPadの替わりに、国産品をという思いでしたが。アップルのハード、ソフトの設計思想と実際に製品で作り込まれた技術はとても優れたものなんです。いまさらながら認識しました。
電子書籍市場でのシャープの敗退。これは大きな意味を持つと思います。
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