藤子・F・不二雄ミュージアムは新しくて、懐かしい
今月3日に川崎市立の藤子・f・不二雄ミュージアムが開館し、昨日いってきました。場所は、川崎市生田のかつて向丘遊園地があったところです。向丘遊園地が閉園したこと、知りませんでした(ここで30年ほど前、会社の運動会をやったことがあります)。小田急の向丘遊園地駅からも歩けますが、登戸駅から藤子・F・不二雄のキャラクターが描かれたシャトルバスで10分ほどでいけるので、これが便利です。
ミュージアムは藤子・F・不二雄が川崎市生田に長らく住んだことにより、この場所につくられました。そもそも私の世代には、藤子・F・不二雄より、藤子不二雄に馴染みがあります。藤本弘と安孫子素雄のコンビが藤子不二雄。このコンビは、1054年から1987年まで続き、その後藤子・F・不二雄と藤子不二雄Ⓐになりました。
藤子・F・不二雄の代表作は、オバケのQ太郎(共作)、パーマン、21エモン、そしてドラえもん、キテレツ大百科。一方、藤子不二雄Ⓐは忍者ハットリくん、怪物くん、プロゴルファー猿、笑ゥせぇるすまん。私としては「少年キング」(マイナーかな)で子供の頃読んでいた怪物くん、フータくん(これもⒶ)が好きでした。
さて、ミュージアムは3階建てで、1階、2階が展示室。3階はカフェと周囲の環境と一体となったはらっぱになっています。1階は原画を展示を中心とし、作品と藤子・F・不二雄の生涯をみせてくれます。2階は企画展示室がメインになっていて、作品をビデオ映像を交えて紹介しています。
ミュージアム鑑賞の特徴として、来館者すべてに貸し出される「おはなしデンワ」という端末。ミュージアムで有料でサービスされている音声ガイドと同じものです。展示コーナーに番号が掲示されていて、その番号を押すと解説をきくことができます。大人用と子供用の2つのプログラムが用意されています。
ミュージアムへの入場は日時指定の予約制で、ローソンで購入です。三鷹のジブリ美術館と同じ方式ですね。ただ、ジブリほどは混雑しておらず、いまのところ平日であれば空いていて、かなり前から予約をするほどではないようです。
懐かしくもあり、新しさもあり、楽しい藤子・F・不二雄ミュージアム。自治体の財政状況が厳しい中、この時期にオープンするミュージアムは珍しいこと。その成果はどうなるか、注目です。
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