林原のスポンサーに長瀬産業
日経新聞などで報じられていますが、今年1月に経営破綻し、会社更生手続き中の林原のスポンサーに長瀬産業が決まりました。でした。長瀬産業という会社、名前は前から聞いていたのですが、どんな事業内容なにか詳しくわかりません。ちょっと調べてみました。
ウエブサイトをみてみると、創業は1911年ですから、ちょうど100年前。化粧品、合成樹脂、電子事業、ライフサイエンス事業が柱で、いわゆり商社ですね。長瀬産業といえば、コダックが思い浮かびます。かつて写真界の巨人だったコダックの代理店でした。昔、コダックのフィルムはブランで、高かった記憶があります。
長瀬産業がスポンサーに決まった理由として、
「更生管財人は、提示した支援額の規模に加え、林原美術館(岡山市)などのメセナ事業も引き受ける意向を示したことから、長瀬産業をスポンサーとして選定したもよう」(日経新聞電子版)
とのこと。
文化芸術のメセナ企業として多くの実績を残している林原。そのメセナ活動もどうやら継続できそうです。ただ、林原美術館の存続はまだ明確ではないようです。
「ただ『美術館の収蔵品は岡山で保存してほしい』(石井正弘・岡山県知事)と美術品の散逸を懸念する声もある。
美術館の運営はお金がかかります。簡単にはいかないでしょう。うまくいくといいのですが。
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コメント
林原は、五嶋みどりさんのバイオリンを貸して(買って?)いるところではなかったですか?そういう方面も継いでくれるといいですね。
投稿: kokoni | 2011/08/04 10:01