名和晃平:シンセシス
東京都現代美術館で「名和昇平―シンセシス」を昨日みてきました(今日が最終日です)。名和昇平というアーティストについてまったく予備知識がないうえ、事前にウエブサイトもほとんど見ないで出かけました。まったくのぶっつけ本番で拝見した展示ですが、かえってそれがよかったのか、展示空間を満喫しました。
展示されている作品はビーズ、プリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど固形素材や流動物と様々なものを使って作られています。そして立体物、ドローイング、映像、流れるものまで表現形式も様々です。会場を見ていくと、こんな作品が次々と登場して、飽きません。
名和は彫刻家を専攻し、ウエブサイトによれば自分を彫刻家としています。企画展のタイトルになっている「シンセシス」(synthesis)総合、統合、合成という意味。作品は、何をシンセシスしたのでしょう。難しいことは分からないのでそこは専門家にお任せして、素人は素直に刺激的な作品を楽しんできました。彫刻家、という先入観がかなり変わってしまった企画展でもありました。
また、MOTコレクション(常設展)もいい展示です。名和昇平と合わせてみると、これも刺激的でした。3月11日にいって、入れなかった現代美術館。久しぶりに心地良い展示空間で現代アートと触れてきました。
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