大卒、2割が定職なし
今日の日経新聞社会面に大きく載っている記事「大卒2割定職なし 今春、2年連続10万人超 」。記事は文部科学省の学校基本調査速報からの数値を引用して書かれています。日経新聞ではちょっと数字がわかりにくいのですが、ネットで調べてみると文科省の発表数字はこうです。
平成23年度、4年生大学を55万3千人が卒業したが、就職が決まったのは34万人。進路未定者のうち就職も進学もしなかったのは8万8千人。また1万9千人はアルバイトなど一時的な職業に就き、大学院などには7万人が進学。この8万8千人と1万9千人の合計数が、10万7千人で日経のいう「定職なし」になるわけです。
就職率でみると61.8パーセントで「就職率は61.6%で0.8ポイント改善したが、7割近い水準だったリーマン・ショック前に比べると落ち込んだままだ」(日経新聞)とひどい数字です。また大学院に進んでも「大学院に進学しても修士課程修了者の進路未定者は人文・社会科学系で3割に達し、文科系の院生の苦戦が目立っている」(MSN産経ニュース)と、これもひどい状態。
記事で中央大学の山田山田昌弘教授は、大学進学率が高くなっていることや正社員の採用数が減っているいう要因があることを指摘しています。単に景気が良くないから、とう理由ではないということです。
かといって中高年の求職があるかといえば、更に厳しい。もう年寄りはいらない、って企業の姿勢ですよ。いやい、大変な世の中になっています。
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コメント
ホント、正社員の求人少ないです。
派遣しか働く先無いって感じですね(^^;
私も、中高年に足突っ込んでますからね~。自力で仕事作るしかないですね。
と言って、「士業」も、年収がた落ちだそうです。
投稿: bubu@ | 2011/08/06 06:20