節電と収蔵品保護
首都圏の節電で、特に温度管理が必要なものはその対策が大変のようです。博物館、美術館は収蔵品の保存庫のため、空調を一定レベルに保つ必要があります。ここまで節電することはできません。その対応状況が一昨日の日経新聞夕刊で報じられています。
東京国立博物館は契約電力2400キロワットの大口需要家で、15%削減の義務付け対象。電力使用の半分は館内の空調で、11万点の文化財の保護に微妙な管理が欠かせません。
「例えば漆で作られた仏像は湿度53~57%に保たなければ、カビが生えたり乾いてヒビが入ったりする」
大変です。東京国立博物館では事務所の節電では追いつかず、3D映像などを鑑賞できる施設を7月から平日は休止し、別館の黒田記念館の夏季閉館期間を約1カ月延長して対応しています。
東京国立近代美術館では、展示や収蔵品に配慮し事務所を中心にした節電していますが、
「さらに節電が必要になれば、展示室フロアの一部閉鎖も考えざるをえない」
といいます。
ちなみに、現在近代美術館で開催されたいる「パウル・クレー おわらないアトリエ」展では、出品者の貸出条件により室温が20度程度と低く設定されています。来場者が多い会場でも涼しかったです。展示室の温度管理は難しそうです。
収蔵品の管理が重要な美術館、博物館に一律の節電を求めるのは無理がありようです。
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コメント
節電不要さん
民放はひどいですね。率先して放送時間を短縮して欲しいところです。いつになったら気づくのでしょう。
投稿: 自由なランナー | 2011/07/30 15:48
世間は節電の大合唱ですが、某テレビ局では27時間テレビを放映し続けました。
普段の時期ならともかく、こういう時期にくだらない番組をダラダラと流すこと自体が、節電に矛盾するのではないでしょうか。
本当は企業や家庭の、節電は不要では!!
投稿: 節電不要 | 2011/07/28 15:32