写真表現の多様さを感じる写真美術館
昨日、大学まで出かけた帰りに恵比寿の写真美術館によってみました。久しぶりです。この日、来場500万人達成記念とかで、入場無料です。ラッキーでした。開館から16年余りで500万人、年間31万人ほど。写真の専門美術館としては健闘していると思います。
現在開催されている3つの企画展をみると、写真という表現の多様さを感じることができます。「APAアワード2011
第39回社団法人日本広告写真家協会公募展」、「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史」、「芸術写真の精華 日本のピクトリアリズム 珠玉の名品展」がその3つ。内容を乱暴にまとめると、広告写真、大昔の写真、絵画表現を目指した写真というところでしょうか。
「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史」では、全国のミュージアムで所蔵する幕末~明治期の写真・資料が多く展示されています。古い写真ってこんなたくさんあるのに正直驚きました。「芸術写真の精華 日本のピクトリアリズム 珠玉の名品展」では、絵画を模倣した写真「ピクトリアリズム(絵画主義)」の名品を展示、具象絵画のような表現は、写真という新しい表現手法で絵画を描こうとした試みを見ることができ、とても面白いです。「APAアワード2011第39回社団法人日本広告写真家協会公募展」は、まさしく今の広告写真。日本の広告写真って、やはりすごいなと思います。心に響く写真があります。
写真という技術を使って、人間は様々な表現をしてきたことの一端を知ることができます。ここが写真の面白いところなのだろうな、と思いながら美術館を後にしました。
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