小谷元彦展の刺激
チケットをいただいたので、森美術館で開催されている「幽体の知覚 小谷元彦展」を見てきました。小谷元彦は作品を初めて拝見するアーティストです。東京藝大で彫刻を専攻されたということですが、展示されている作品は多様な表現形態です。彫刻、写真、映像、インスタレーション、装束などと、いくつもの表現を使って作品を作り上げています。
ウエブサイトによれば、小谷はしばしば痛みや恐怖などの身体感覚や精神状態をテーマにして作品をつくるとのこと。作家のメッセージを十分に受け取れていないと思うのですが、会場で作品を見ていると、なにか強い刺激を感じます。ざわざわする刺激です。
いちばん刺激的だったのは、<インフェルノ>。内容はうまく説明しづらい。実際に体験してもらうのがいいのですが、作家が映像彫刻としている、いわば体験型インスタレーションです(ここにイメージがあります)。
先日見た佐藤忠良も、そして小谷元彦も彫刻家。世代の違いはありますが、その表現されているものは、まったく違って見えます。彫刻って、難しいな。この小谷元彦展は明日まで。刺激を求める方はぜひ。
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