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2011/01/31

日本画のアヴァンギャルド

「日本画」の前衛、という興味をそそるなタイトルの展覧会が、国立近代美術館で開催されています。先日、近くにいく用事があったので、見てきました。そもその「前衛」というのは、美術では何を意味するのでしょう。手元にある広辞苑には前衛=アバンギャルドとして、
「20世紀初め以来ヨーロッパでの、既成の通念を否定し未知の表現領域を開拓しようとする芸術家、芸術運動(立体派・表現派、・ダダイズム・抽象派、・超現実派)を指す」
 とあります。キュビズム、シュルレアリスム、抽象主義などが前衛ということです。
 この展覧会では日本画での前衛をテーマにしています。チラシには
「もし、伝統に近しい『日本画』の領域に真に革新的な表現が生まれたとしたら、それこそ『前衛』と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか」
 とあります。
 堅苦しいことを書いてしまいましたが、この展覧会では1930年代後半に描かれた日本画にとって新たな表現で描かれた作品を展開しています。素人なので細かな表現はできませんが、シュルレアリスム、キュビズム、抽象主義の影響を受け、明らかにその方法論で描かれた作品が並びます。日本画の画材が使われていますが、表現はアヴァンギャルドです。すごく、面白いです。
 1910年以降、西洋での抽象主義、キュビズム、シュルレアリスムの流れで生まれた作品が好きな私としては、この日本画の前衛もとても刺激的で、楽しいです。洋と和の融合、と言ってしまうと紋切り型の表現になってしまいますが、まさしく日本画の新たな表現の誕生でしょう。
 予想以上に楽しんだ展覧会でした。青学学生の身分だと250円でみられるので、会期中にもう一度行こうと企んでいます。

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